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公益財団法人 味の素食の文化センター()とは食文化の研究支援・普及活動を行う組織である。1979年に味の素が70周年記念事業として始めたものが前身である。1989年に財団法人として設立、2013年に公益財団法人へ移行した。学際的研究会「食の文化フォーラム」を主催し、研究成果は公開シンポジウムにおいて一般向けに発表されている。また、食文化雑誌『vesta』(ヴェスタ)の発行、映像記録の自主制作、図書・文献などの資料収集を行っている。財団事務局のある東京都港区高輪において、食文化に関する専門図書館「食の文化ライブラリー」と食文化に関する錦絵などを展示する「食文化展示室」を運営している。また、公益社団法人日本フードスペシャリスト協会の賛助会員でもある。 == 沿革 == 1979年に味の素株式会社は創立70周年を迎え、記念事業として「食の文化センター準備室」を開設した。それまでに食に関した研究として存在した農学・調理学・生理学・栄養学とは離れ、食生活、つまり食べることを学問として研究していくこととした。具体的な活動計画は「会合活動」「図書館活動」「博物館活動」とした。 1980年2月に第1回の食文化に関するシンポジウムが開催された。一般から180名、学界・官庁・報道機関から170名、総勢350名で食をテーマにした討論が行われた。シンポジウムは翌年3月と翌々年3月、あわせて3回にわたって開催された。1981年には味の素記念館(現在の高輪研修センター)に「食の文化センター図書館」を仮オープンした。構想から仮オープンまでの2年間で収集した資料は6000冊を数えた。また、1980年より映像記録の自主制作を開始し、社団法人農山漁村文化協会から一般に販売されている。1982年からは、学際的でより専門的な討議の場として「食の文化フォーラム」が開催された。 企業の枠に留まらず、より公益的な活動を目指すため、1989年に農林水産大臣の認可の下「財団法人 味の素食の文化センター」を設立。設立発起人は歌田勝弘、小崎道雄、豊川裕之であった。味の素の取締役社長であった歌田が理事長を務めた。11月には食文化誌『vesta』を創刊した。また、食文化研究に対する助成も開始されている。 2002年ごろの財産運用の失敗により、事業の存続が危ぶまれる事態にもなったが、2013年4月に公益財団法人へ移行した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「味の素食の文化センター」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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