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和尚と小僧 : ミニ英和和英辞書
和尚と小僧[おしょうとこぞう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [わ]
 【名詞】 1. (1) sum 2. (2) harmony 3. peace 
和尚 : [おしょう]
 【名詞】 1. Buddhist priest 
: [なお]
  1. (adv,conj) (uk) furthermore 2. still 3. yet 4. more 5. still more 6. greater 7. further 8. less 
小僧 : [こぞう]
 【名詞】 1. (1) youngster 2. (2) young Buddhist priest 
: [そう]
 【名詞】 1. monk 2. priest 

和尚と小僧 : ウィキペディア日本語版
和尚と小僧[おしょうとこぞう]
和尚と小僧(おしょうとこぞう)は、日本の民話類型のひとつである。
==概要==
和尚小僧」の民話の分布は全国的で、一説に子供の多くがなどで勉強するようになった中世頃に起こり、江戸時代にはやったという。古くは、鎌倉時代中期の弘安6年(1283年)に成立した無住による『沙石集』や、同じく無住による『雑談集』にこの類型の説話が見られる。また、江戸時代初期の元和9年(1623年)又は寛永5年(1628年)に成立した『醒睡笑』にもこの類型の説話が収録されている〔日本大百科全書小学館、1994年〕。
稲田浩二の研究によれば、「和尚と小僧」譚には28の類型が存在するとされる〔『東アジアにおける「和尚と小僧譚」の伝播:『禦眠楯』、『蓂葉志諧』の類話新資料をめぐって 』 琴榮辰、Comparatio 13号、2009年〕。その骨子は、頓智頓才のきく稚僧が俗気の抜けないけちな和尚を侮りからかい、閉口させることである。弱小な者の頓智が大人を操るのは痛快で、童話として喜ばれた。雪隠餅(落語では「みそ豆」として知られる)、毒物など、一休咄などの物語とも一部、錯綜する。
中でも食物に関するものが多く、これは寺院生活が食物に不自由したからであるという。たとえば、山寺にぼた餅あるいはの好きな和尚がいて、檀家から贈ってきたものを食べて残りを隠したが、小僧がこれを盗んで食べ、金仏の口にあるいは飯粒を付けておいたが、帰ってきた和尚が疑わしい金仏を打ち叩くと「くわんくわん」となり、次に小僧が水攻めの拷問にかけると「くったくった」と白状したという。
あるいは、小僧に用事を言いつけてそのすきに焼き餅、団子、ご馳走などを食べようとするが、小僧はこれを見破って機会をもうけて食べる。
あるいは、砂糖、飴、甘酒、梨などを毒物と聞いたのをいいことにこれを食べ、和尚秘蔵の花瓶などを割り、死んで詫びるために毒物を食べたと弁解する。同様の民話は朝鮮にも伝わっており、そこでは、毒物は串カキ()、器物はとなっている。
また、落ちていた財布を拾おうとして叱られたので、馬上から頭巾が落ちたのを拾わず、再び叱られて、つぎはウマのひりだした大便を拾うなどの滑稽を演じる。
ほかに、言葉の洒落、色欲の暴露などの話も多い。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「和尚と小僧」の詳細全文を読む




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