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『和洋折衷結婚式』(わようせっちゅうけっこんしき)は、1908年(明治41年)製作・公開、吉沢商店製作・配給による日本のサイレント映画、喜劇映画である。監督・脚本等は不明、吉沢商店による日本初の撮影所で撮影された最初の劇映画である〔『日本映画発達史 I 活動写真時代』 、田中純一郎、中公文庫、1975年12月10日 ISBN 4122002850, p.135-136.〕。 == 略歴・概要 == 吉沢商店は、現在の日活の前身の一社で、同年1月20日には、東京府荏原郡目黒村大字下目黒の行人坂(現在の東京都目黒区下目黒)に撮影所を同年建設・開所した〔『日本映画発達史 I 活動写真時代』 、p.130.〕。同撮影所が最初に撮影した映画は日比野雷風出演による『神刀流剣舞術菅公』で、同作は剣舞を撮影したものであり、ストーリーのある劇映画ではなかった〔。 本作は、同社の文芸顧問であった佐藤紅緑が川上音二郎を同社に紹介し、川上の新派革新劇団とともに出演することになったものである〔。当時の日本映画には「映画監督」にあたる職能が存在しておらず、「技士」と呼ばれた撮影技師や出演俳優自身が演出をほどこした。本作は、四世澤村源之助が主演した『切られお富』とのカップリングで、浅草公園六区に吉沢商店が直営する映画専門館電気館で、同年10月17日に公開された〔。 本作の上映用プリントは、現在、東京国立近代美術館フィルムセンターには所蔵されておらず〔所蔵映画フィルム検索システム 、東京国立近代美術館フィルムセンター、2010年3月14日閲覧。〕、マツダ映画社はそのリストに本作の題名が見当たらない〔主な所蔵リスト 劇映画=邦画篇 、マツダ映画社、2010年3月14日閲覧。〕。現時点では、鑑賞することの不可能な作品である。 日本映画データベースにおける本作の記事はタイトルに誤記がある〔〔和洋折束結婚式、日本映画データベース、2010年3月14日閲覧。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「和洋折衷結婚式」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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