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港南(こうなん)は東京都港区の町名。現行行政地名としては港南一丁目から港南五丁目が設定されている。芝浦港南地区総合支所管内に属する地域である。 == 地理 == 港区南部の東京港に面した沿岸に位置する。ほぼ全域が埋立地であり、「隅田川口改良計画」の東京湾埋立3号地、「東京港修築事業計画」の埋立9号地、品川埠頭埋立地からなる。北で芝浦および海岸、南で品川区北品川および東品川、西で高輪、東で東京港を挟んで対岸に台場と隣接する。内陸側に港南一丁目と港南二丁目、高浜運河を挟んで海側に港南三丁目と港南四丁目、さらにその海側に京浜運河を挟んで港南五丁目が所在する。港区の台場の飛び地を除けば港区の最南端に位置し、東京港の重要埠頭の一つである品川埠頭を擁する。 町域内には戦前より東京市・東京都の施設(東京都下水道局芝浦水再生センター・都建設局の倉庫・都再生油工場・都家畜飼育場・都芝浦屠場など)が立ち並び、品川駅に接しているわりには長い間人通りのほとんどない寂しい場所であった。しかし、貨物ターミナルや新幹線車両基地(旧東京第一車両所、1992年移転)の跡地再開発がはじまってからは品川インターシティ、2003年に品川グランドコモンズがオープンし、オフィスビルや商業施設が建ち並ぶようになり、また東海道新幹線品川駅が開業したことで名古屋・関西地区とのアクセスが向上したこともあって、企業が次々と本社を移転し、現在では都内でも有数のビジネス街となった。そのため、品川駅において、朝のラッシュ時は駅から港南口方面の企業へと出社するたくさんの会社員で駅通路や歩道が埋まり、港南口側から駅を利用する場合、日中に比べると改札口に到達するだけで数分ほど余計に時間が掛かることがある。港区であるが、地域内のビル・マンションなどに、品川駅にちなんだ「品川」を名乗る施設・建築物が多い。 また近年再開発によるタワーマンションの建設ラッシュが進んでいて、湾岸戦争とまで言われるようになった。これは昨今の不景気により企業が負債圧縮のため、数多く所有していた倉庫などの敷地を手放し、不動産業者などに売却したためだと言われている。このため、現在では人口の増加も著しい地域となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「港南 (東京都港区)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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