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商用潜水艇(しょうようせんすいてい)、あるいは民間潜水艇(みんかんせんすいてい)は、通商を目的として武装していない、他の大半の潜水艦と違って軍艦ではない潜水艦である。使用目的は、封鎖突破船にするか、極地の海氷の下を潜ることで砕氷船の遅い速度(6-8kt)を克服する事にある。 厳密に言えば、今までに非軍事の商用目的専用で建造された潜水艦は2隻のみである。しかしながら、特に戦時には、標準的な軍用潜水艦を部分的に改造するなどして、少量の重要な貨物を運ぶために用いてきた。また、メーカーからは大規模な商用潜水艦の提案がこれまでになされてきている。 == ドイツ == === 概要 === 歴史的に、2隻の商用潜水艇のみが建造されており、どちらも第一次世界大戦中のドイツにおいてである。イギリス海軍を中心とする連合国の海上封鎖をすり抜ける目的で建造された。海上封鎖によりドイツ企業は、ドイツの勢力圏だけでは十分な量を入手できない原材料を調達することが非常に困難になったため、ドイツの戦争努力をかなり妨げていた。 これらの潜水艦は1916年に、ノルトドイッチャー・ロイド(後のハパック・ロイド(Hapag-Lloyd))とドイツ銀行の子会社である、この事業のために設立された民間船会社であるドイッチェ・オツェアン・レーデライ(Deutsche Ozean-Reederei, German Ocean Shipping Company)によって建造された〔。その当時はまだ中立国であったアメリカ合衆国へ向かい、必要とされる原材料を持ち帰ることを意図していた。アメリカにとってドイツの通貨を受け取ることはあまり利益にならなかったため、これらの船は往復とも通商物品を輸送することになっていた。 イギリスはすぐにアメリカに対して、他の船舶と同様に停船させて弾薬などを輸送していないか査察することができないとして、潜水艦を商用に用いることに抗議を行った。自身の中立を宣言しておきながらも、潜在的に一方の側をひいきしていると外交上の圧力を受けているアメリカは、この抗議をはねつけた。潜水艦であっても、非武装である限りは商船としてみなされるべきで、したがって通商が認められるとした〔German Submarine Deutschland's Atlantic Crossing (information & speech transcript via the 'FirstWorldWar.com' private website)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「商用潜水艇」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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