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喜多 六平太(きた ろっぺいた)は、能楽シテ方喜多流宗家の当主が用いた名。以下の3人が、当主として六平太の名を名乗った。中でも明治〜昭和期に活躍した名人・14世喜多六平太が名高い。 *12世喜多六平太(能静) *11世七大夫長景の子。幕末〜維新期の大夫。 *14世喜多六平太(能心) *12世の三女の子。明治〜昭和期にかけ、喜多流の再興に尽力。 *16世喜多六平太(長世) *15世実の長男。当代。 「六平太」の名は、ポルトガル語で巾着(堤物)を指す言葉とされる「ロッペイタ」に由来しているとされる。即ち、『喜多流秘事書』によれば、喜多流初代・北七大夫は幼少期、豊臣秀吉に腰巾着のように常に近侍して寵愛を受け、そのため秀吉より南蛮製の巾着の名である「ロッペイタ」の名を授かり、幼名として「六平太」を名乗ったのだという。野々村戒三によればポルトガル語の「進物、賄賂」という言葉がこの発音に近いといい、そこから献上品であった堤物が「ロッペイタ」の名で呼ばれていたのではないかとも推測される〔野々村戒三『能の今昔』(木耳社、1967年)、17〜8頁〕。また後述の14世六平太によると、この巾着と言われるものが喜多家には伝わっており、革製のものであったという〔喜多六平太『六平太芸談』(同信社、1965年)、281頁〕。 ==脚注== 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「喜多六平太」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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