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嚢舌目(のうぜつもく)は、摂食器官の形態によって区別される腹足綱(巻貝)のグループ。藻類の細胞壁に穴を空けて、細胞内容物を吸引して摂食する。そのために、単列の歯舌とそれを収納する舌嚢と呼ばれる器官をもつ〔Jensen(1997)Evolution of the Sacoglossa (Mollusca, Opisthobranchia) and the ecological associations with their food plants, EVOLUTIONARY ECOLOGY Volume 11, Number 3 (1997), 301-335〕。一部の種は、摂食した藻類の葉緑体を腸壁の細胞に取り込み、光合成をさせ栄養を得る 〔Trench R, Greene R, Bystrom B (1969) Chloroplasts as functional organelles in animal tissues. Journal of Cell Biology 42: 404-417.〕。 ==特徴== 数百種からなる分類群で、体長は数mmから5cm程度。貝殻を持つ物、持たない物など多様な形態が見られる。共通した特徴として、多くの巻き貝では複数列からなる歯舌が、単列になっており、一度に一本の歯しか摂食に使用しない点が挙げられる〔Jensen(1997)Evolution of the Sacoglossa (Mollusca, Opisthobranchia) and the ecological associations with their food plants, EVOLUTIONARY ECOLOGY Volume 11, Number 3 (1997), 301-335〕 。また通常、使用により摩耗した歯舌は捨てられるが、この分類群では、使用後の歯を保持し、ためておく袋状の器官(舌嚢)をもつ〔平野義明(2000) 『ウミウシ学』東海大学出版会〕。この舌嚢は嚢舌目を定義する重要な特徴である 〔Jensen(1997)Evolution of the Sacoglossa (Mollusca, Opisthobranchia) and the ecological associations with their food plants, EVOLUTIONARY ECOLOGY Volume 11, Number 3 (1997), 301-335〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「嚢舌類」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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