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四条古墳群(しじょうこふんぐん)は、奈良県橿原市四条町一帯にある古墳群。 2010年(平成22年)時点で12基が確認されているが、いずれも後世に破壊され、地上に墳丘としては存在しない埋没古墳である。 == 概要 == 奈良盆地南部、畝傍山北東の四条町交差点付近に位置し、古墳時代中期前半から後期前半(5世紀前半から6世紀中頃)にかけて営まれた古墳群である。一帯は藤原京の域内にあたり、7世紀末の藤原京造営に伴い、墳丘が削平されて周濠も埋め立てられたとされる。 1987年(昭和62年)の第1次発掘調査において初めて古墳が見つかり(1号墳)、その後大和高田バイパスの建設に伴う調査の必要もあって計31次の調査が行われた結果、2010年(平成22年)時点で12基の古墳が発見されている。墳丘削平のため古墳の主体部分は明らかでないが、周濠からは濠の埋め立てで水分を含んだことによって多くの木製品が良好な保存状態で見つかっている。特に1号墳では、造出付き方墳としての全容が明らかとなり、多数の埴輪・木製品が確認されている。調査では、古墳のほかに古墳時代の集落跡も発見され、それらは古墳と併せて「四条遺跡」と総称される。 古墳群付近には初代神武天皇陵(ミサンザイ)・第2代綏靖天皇陵(塚山)があり、これらと古墳群との関連性も指摘されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「四条古墳群」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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