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四槓子(スーカンツ)とは、麻雀における役のひとつ。役満。暗槓・明槓を問わず槓子を4つ作って和了った時に成立する。天和・九蓮宝燈と並び、麻雀で作ることが最も難しい役とされる。 == 概要 == 4面子をすべて槓子として晒すため、テンパイ形は必然的に裸単騎の形になる。四暗刻と同様に使用する牌に一切の制約がないが、そもそも1人で4回も槓をすること自体が難しい上、残る単騎待ちを揃えなければならないとあって、この役の難易度は他の役の追随を許さない。その難易度の高さ、出現頻度の低さから「幻の役満」とも言われる〔p200。原文では「役満の中でも最も難易度が高く(中略)九蓮宝燈や天和などの高難易度役満よりもさらに出現頻度が低い幻の手役」という表現が使用されている。また、同じページに「通信ゲームセンターTAISENにおける集計では、全73万9841回の和了中、四槓子は2回のみで、出現確率はワースト1だった」との記述がある(大意)。〕〔第1巻 第7話(近代麻雀1990年6月号掲載分)。一例として、当大介が「中国四千年 幻の役満!」と言いながら四槓子をツモ上がるシーンがある(p166-p170のシークエンス)。日本文芸社刊の実用書、『バビィ&片チンの麻雀これだけわかればすぐ打てる!』でも、「世界で最も難しい役」「(まず、上がれないから)覚える必要はありません」と記述している。 〕。実際オンライン麻雀における集計では、広く採用されている11の役満のうち最も出現率の低い役であるとの結果が出ている〔〔オンライン麻雀では、サーバー上で行われた全ゲームを対象に全プレイヤー通算の役満を含めた和了役成立回数を容易に記録・集計したデータがいくつか公開されている。そのうちのひとつ、コナミの麻雀格闘倶楽部が2003年10月に集計したデータによると、全役満19万1724件中、四槓子は62件で、占める割合は0.03%である。国士無双、四暗刻、大三元のいわゆる役満御三家で合計14万2556件(全役満の74%)を占めていることを考えれば、四槓子がいかに珍しい役満であるかがわかる(データの詳細はリンク先 を参照)。なお、麻雀格闘倶楽部は大車輪や八連荘といったローカル役満を採用しており、その2つは四槓子の出現率を下回っている。〕。 1局内で4回の槓が発生した場合、その局は四開槓による途中流局となるルールが多いが、1人が4回の槓を行った場合は例外で途中流局にはならず局が続行される。そのような状況、すなわち四槓子のテンパイ者がいる状況では、他家は5回目の槓を行うことができない。4回の槓によって既に嶺上牌がなくなっているためである。ただし、5回目の槓を認め、それをもって流局とするルールも一部に存在する〔「四槓子の場合は5回目の槓で流局」と明記されている。〕。 先述の通り使用する牌の種類を限定するタイプの役満ではないため、理論上は国士無双と九蓮宝燈を除く様々な役満と複合可能である。4面子全てを暗槓で構成した場合は四暗刻単騎と複合する。 通常の役満の中で唯一、天和・地和・人和と複合しない。これらには共通して、チー・ポン・カンがあると無効になるというルールがあるためである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「四槓子」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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