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四法印(しほういん)とは、大乗仏教において仏教の教えを特徴づける三つの考えとされる三法印に「一切皆苦印」を加えたものである。『''瑜伽師地論'' 』の四法嗢拕南説で、「一切諸行皆悉是苦」と説かれている。 == 一切皆苦 == これが、初期経典にいわれる「いっさいは苦なり」をうけたものであることは明らかである。「色は苦なり。受想行識も苦なり。」というのがこれである。 これは元々、初期仏教においては、止観(瞑想)によって涅槃の境地に至る過程の一段階、例えば、四念住(四念処)に対応させて表現すれば、以下のように、「受念住」に相当する状態を、言い表したものである。(以下の通り、「四法印」の他の内容も同様に対応している。) *身念住 *受念住 = 一切皆苦 *心念住 = 諸行無常 *法念住 = 諸法無我 *(涅槃寂静) しかし、後の大乗仏教、とりわけ北伝の中国仏教・日本仏教においては、こうした初期仏教の止観(瞑想)の方法論・概念が、しっかりと継承されなかったこともあり、元々こうした止観(瞑想)の行法と密接に結び付いていた「一切皆苦」の意味・内容が、変質・拡大解釈されるに至った。 (これは、他の「諸行無常」「諸法無我」等に関しても、同様に言えることである。) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「四法印」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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