翻訳と辞書
Words near each other
・ 回収代行
・ 回収可能価額
・ 回収式衛星
・ 回収戦車
・ 回収熱交換器
・ 回収率
・ 回収瓶
・ 回収金
・ 回向
・ 回向偈
回向文
・ 回向院
・ 回回教
・ 回回砲
・ 回国
・ 回基駅
・ 回報
・ 回外
・ 回外(運動)
・ 回外(関節の運動)


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

回向文 : ミニ英和和英辞書
回向文[えこう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [かい]
 【名詞】 1. counter for occurrences 
回向 : [えこう]
  1. (n,vs) Buddhist memorial service 2. prayers for the repose of the soul
: [ぶん]
 【名詞】 1. sentence 

回向文 ( リダイレクト:回向#回向文 ) : ウィキペディア日本語版
回向[えこう]

回向(廻向、えこう、, パリナーマナー)とは「転回する」「変化する」「進む」などの意、その漢訳である「回向」は、「回」は回転(えてん)、「向」は趣向(しゅこう)の意で、大乗仏教の特徴をなす考え方である。

== 概要 ==
自分の修めた善行の結果が他に向って回(めぐ)らされて所期の期待を満足することをいう。善行の報いは本来自分に還るはずだが、大乗仏教においては一切皆空であるから、報いを他に転回することが可能となる。善行の結果を人々のためになるよう期待し、それを果すのを「衆生回向」といい、善行の結果を仏果の完成に期待するならば、それを果すことは仏道への回向である。いわば、自分自身の積み重ねた善根功徳を相手にふりむけて与えることを回向という。寺院や僧侶に読経をたのむときに、「廻向料」などと表書きするのは、この理由による。
回向の心をもって修行する段階を十に分け「十回向位」とし、悟りへの重要な修行過程とする。自己の善根を仏果に向け、自我への執着を除去しようとする。「善根」は常に自ら以外の方向に振り向けられて「功徳」となり、我執が除去される。ここに回向の必然性がある。善根が積み重ねられて仏となるのではなくすべての善根は回向されることに意味がある。
回向には、一般に(1)菩提回向 (2)衆生回向 (3)実際回向の三種を説く。それぞれ菩提を趣向し、衆生に功徳を回施し、無為涅槃の趣求にふりむけるとする。
世親(天親)は、「礼拝、讃歎、観察、作願、回向」と五念門を説き、往生浄土のための行の中、自ら修めた諸功徳をすべての衆生に回向して、ともに浄土に往生してとなることを重要な項目としてあげている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「回向」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.