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【名詞】 1. memoirs 2. reminiscence =========================== ・ 回 : [かい] 【名詞】 1. counter for occurrences ・ 回想 : [かいそう] 1. (n,vs) reflection 2. reminiscence ・ 回想録 : [かいそうろく] 【名詞】 1. memoirs 2. reminiscence ・ 想 : [そう] 【名詞】 1. conception 2. idea 3. thought
回想録(かいそうろく)または回顧録(かいころく)は、記録あるいは文学作品の一形式で、ある事件、事象や時代に関する自らの経験を記したものである。また口述筆記させたり、他人の聞き書きによる著作もある。日本の新聞の多くは、記者による著名人の聞き書き(ロング・インタビュー)式回想の枠を設けている。 自伝と重なる部分も多いが、自伝が書かれた時点以前の人生全体について、しばしば個人生活・内面生活に重点を置いて記すのに対し、回想録は、より狭い時間範囲を対象とし、(特に著名人では)社会との関係と、それに対しての自らの記憶や感情・反応などに重点を置いて記すという違いがある。ただしその時代を象徴するような人物の場合は、自伝と回想録との区別定義は曖昧となる。 政治家、軍人、社会的指導者など歴史的に重要といわれる人々、また彼らに直接関係した人々が書いた著作は、場合によっては史料としても価値がある。また、歴史的には無名といってよい人物でも、郷土史・業界史・当時の風俗の証言などの記録としては有益であることも多い。平均的な人物の自伝や回想録を一定の問題意識で多数分析して「当時の平均的な人物はかくかくの意識を持っており云々」という研究手法も多く行われている。 英語Memoir(フランス語「記憶」から、その元はラテン語)の語源からわかるように、古代ギリシャ・ローマでは「覚え書き」的な意味があり、必ずしも公表を目的とするものではなかった。古代ローマ帝国時代の弁論家リバニウスは、人生の回顧録(自伝)で知られるが、これも公にするためではなく、自身の弁論の一環としてであった。 本来はノンフィクション的作品であるが、自伝と同様、主観性が排除されているとは限らない。また意識的・無意識的な自己弁護の可能性も高い。中には文学作品とする目的で創作を交えたものもあり、18世紀以降の作品に多い。日記をもとにして書かれたものも多いが、日記そのものが公表されて回想録同様に注目される例もあり(『アンネの日記』など)、史料としての価値はこちらの方が高い(回想録は後日の編集・執筆になるので、記憶の風化や変化が存在することがある。一例に、20世紀後半以降の時点で1940年代の回想を書く場合に、その当時すでに無差別爆撃や人種差別が絶対悪と捉え書くなど、執筆時期の感覚が混入することもある)。 今日では、歴史上特に重要とは言えない一般人による自分史的な作品や、エッセー風の手記が、現代史研究で注目される事例もあり、他ジャンルとの区別はさらに曖昧になっている。 == 著名作 == ※自伝も含む *ガリア戦記(カエサル) *告白録(ジャン・ジャック・ルソー) *我が生涯の物語(ジャコモ・カサノヴァ) *奴隷から立ち上がりて(ブッカー・ワシントン) *蹇々録(陸奥宗光) *観樹将軍回顧録(三浦梧楼) *第二次世界大戦回想録(チャーチル:ノーベル文学賞を受賞) *ショスタコーヴィチの証言(ソロモン・ヴォルコフ:ショスタコーヴィチからの聞き書きとされるが偽作説も有力) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「回想録」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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