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図書寮(ずしょりょう)は日本の律令制において中務省に属する機関の一つである。また、明治以後の宮内省にも同名の機関が設置された。 == 職掌 == 図書寮の第一の職掌は国家の蔵書を管理することで現在でいう国立図書館の役割を担っていた。またそれに付属して儒教・仏教の経典、仏像なども管理していた。管理事務を補助するため書物を書き写す''写書手''や書物の装丁を行う''装潢手''が属していた。さらに撰史事業も職掌の一つと『養老令』にあげられている。実際の撰史事業はその都度機構(撰国史所)を設けて事務を行っていた(また、撰史に必要な公文書・記録類が集められたのが内記や外記であったということも図書寮が撰史事業に関わらなかった理由として挙げられる)。また図書の管理も平安時代には御書所・内御書所・一本御書所などの機関に実権を奪われ形骸化した。 図書寮の第二の職掌は紙・墨・筆などの製造を行うことである。のちの図書寮の業務はこれが中心になった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「図書寮」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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