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『国会へ行こう!』(こっかいへいこう!)は、1993年に公開された日本映画。配給会社は東宝。 政治の表と裏をコミカルに描きながら、政治改革を目指し奮闘する保守党代議士と若い議員秘書の姿を描く政治コメディ。 == ストーリー == クリーニング屋でバイトをしていた大学生・川合直哉は、交通事故で負傷した衆議院議員・松平重義を助けたことが縁で、アルバイトとして彼の秘書となる。 しかし、秘書となった川合は、同じ選挙区の議員同士の中傷合戦や企業からの贈賄、果ては支持者の子供の裏口入学の斡旋といった裏仕事を目の当たりにする。「人殺し以外なら何でも引き受けるのが政治家だ」と先輩秘書に諭されるが、正義感の強い川合には耐えられず、就職を機に秘書を辞めようと考える。そんな時、松平の妻・紀子から、松平が20年前に作った政治改革試案を渡され、松平が単なる汚職政治家ではないことを知り、再び政治への熱意を取り戻した。アルバイト感覚で働いていた時とは打って変わった働き振りに、松平と対立する元総理大臣・武田厚三郎の秘書・柴崎敬介や槙原陽子も、川合に好感を抱くようになる。 そんな折、何者かによって大手ゼネコン・帝東建設と武田・松平ら自由民政党議員の献金問題が検察庁に密告され、永田町は大騒ぎになった。実は、検察庁に情報を流したのは松平本人であり、松平はこれを機に改革に反対する武田を追い落とし、一気に政治改革を実現させようと目論んでいた。松平と川合は二人三脚で党内をまとめ上げるが、武田は大橋総理を動かし国会を解散させ、法案の提出を阻止した。 意気消沈する川合たちを前に、松平は新党結成を呼びかけ、自由民政党との全面対決を宣言した。松平率いる新日本党と自由民政党は各選挙区で激戦を繰り広げ、運命の投票日を迎える。松平と武田の選挙区である宮城一区では他党の候補者が続々と当確し、最後の一議席を二人が争うことになった。そして、最後の一議席は93票の僅差で松平が当選を果たした。しかし、当選が決まった松平は脳溢血によって急死し、武田が繰り上げ当選したことで、政治改革の流れは途絶えてしまった。 総選挙から数日後。松平事務所の整理を終えた川合は、国会前で武田の秘書を辞めた陽子と再会した。川合は陽子に、松平の意思を継いで政治家になることを語り、別れの握手を交わした。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国会へ行こう!」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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