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国会丼(こっかいどん)は、日本の国立国会図書館東京本館6Fの食堂で看板メニューとして提供されていた丼物。 == 概要 == 食品流通事業会社の株式会社ニッコクトラストが2008年4月1日から同食堂の運営を受託するにあたり、食堂初の看板メニューとして考案され、同月より食堂での提供が開始された。 内容は、牛丼とカレーライスを半分ずつ丼に盛り、その中央に温泉卵を乗せたもの。甘辛い味付けのオーソドックスな牛丼が「強さはあるが至って普通な自民党」、甘くて酸味のあるスパイシーカレーは「もっと辛みが欲しい民主党」、そして卵が国民を表わしており、牛丼とカレーの取り合わせがねじれ国会、卵はその調和を意味している〔。一見するとバラバラな取り合わせであり、牛丼とカレーだけを混ぜて食べると互いに主張し合うが、卵を加えることで味がまろやかになるとされており、「お互い主張するばかりではなく、国民の意見を反映させて自民党と民主党の良い部分だけを取り上げてほしい」とのメッセージが込められている〔〔。 牛丼とカレーライスを使用した理由は、公共施設内の食堂は幅広い層に受け入れられるメニューが求められるため、誰の口にも合う物を用いたとされる。また「国会丼」というネーミングについては、公共施設の食堂は他の飲食店のように宣伝活動を行えないため、多くの人に利用されるよう口コミで広がるようなインパクトある名称として考案されている〔。国民支持率アップの意味を込め、定価は500円で、味噌汁が付き、「国民の意見を反映して大盛でも500円」というキャッチフレーズの大盛り無料サービスもある〔。 発売開始翌月の2008年5月末頃から、図書館利用者のブログなどインターネット上で話題になり、同年夏には約30種類あるメニューの中で一番人気のメニューとなった。国会丼だけで食堂の売り上げの2割を占めることもあり、同図書館の利用者の中にはこの国会丼を食べることが目的の人もいるという〔〔。 しかし2013年4月に食堂の業者が交代したため、国会丼はメニューから姿を消した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国会丼」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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