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国内専用車(こくないせんようしゃ)または国内専用モデル(こくないせんようモデル)とは、各国の国内マーケットでのみ販売されている自動車の種類のことであり、言い換えれば自生産国外へ輸出および販売がされない車種である。 本稿では主に日本の自動車メーカーが日本国内のみで販売している車種について述べる。 == 概要 == 法や行政上の区分から来た言葉ではなく、大手自動車メーカーの販売戦略上の位置づけから来た言葉。世界マーケットを対象に輸出・販売されている車種を意味する「世界戦略車・グローバルモデル」という言葉と対置される。 例えば日本市場の国内専用車であれば、日本国内のみで販売される自動車の種類のことを意味する。軽自動車は、そのほとんどが日本の国内市場での販売のみを前提した国内専用車種となっている。日本国外へ輸出していない純粋な日本国内専用車は2006年時点で、トヨタで乗用車51車種中17車種、日産自動車で乗用車26車種中5車種ほどである〔『世界企業 国内に“死角”』 以下抜粋 ''「最近は国内市場だけの「国内専用車」が減っている。輸出をしていない純粋な国内専用車は現在、トヨタで乗用車51車種中17車種、日産自動車も乗用車26車種中5車種ほどだ。」'' 読売新聞 2006年12月11日(2009年2月22日 閲覧)〕。 市場のグローバル化を受け、メーカー各社は規模の経済の追求から、世界各国で販売可能なモデルの生産へとシフトを行っているが、それと同時に各国の内部市場特有のニーズを掬い上げるためのモデルの生産も維持されている。国内専用車とは、主にこうした各国特有の市場ニーズに答えるかたちで生産・開発されている車種のことを表す。 市場ニーズが各国特有の様相を呈する背景にはさまざまな要因があるが、もっとも単純には左側通行・右側通行といった交通法規の違いや、移動距離や道路事情、駐車スペースなどと関わる地理的特性の違い、課税のシステムや交通事故発生時の責任の定めと関わる法律の違いなどがある。 とはいえ実際にはいわゆる並行輸出というかたちでシンガポール・マレーシア・香港・マカオなどの東南アジア、ニュージーランド・オーストラリアのオセアニア地方、ケニアなどのアフリカといった左側通行の地域、またロシアのように右側通行でも右ハンドル車を許可している国に輸出されるもの〔ロシアへは1990年代後半から2008年秋季まで車種・タイプ問わず比較的経年の浅い車両が年間40万台以上の規模で大量に輸出されていた。現在も少ないながらも輸出は続けられている〕、また国によっては右ハンドルから左ハンドルへ改造した上で使用される場合もある。 なお、英語「ドメスティックカー (Domestic Car)」の対訳は「国産車・自国製の車」であり、「専用の」という意味はない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国内専用車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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