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国家神道(こっかしんとう)とは、大日本帝国の国教、あるいは祭祀の形態の歴史学的呼称である。「国体神道」や「神社神道」、単に「神社」とも称した。 == 概要 == 「国家神道」は広義には神道的な実践を国民統合の支柱とするもの、狭義には「宗教」とされた「教派神道」に対して内務省神社局によって統制されたものをいう。国家神道の定義によっては、内務省が神社を管掌する以前の神祇官、教部省による神社行政も含まれる。 大日本帝国憲法では文面上は信教の自由が明記されていた。しかし、政府は「神道は宗教ではない」(神社非宗教論)という公権法解釈〔葦津珍彦『国家神道とは何だったのか』神社新報社、1987年、p132参照〕に立脚し、神道・神社を他宗派の上位に置く事は憲法の信教の自由とは矛盾しないとの公式見解を示し、また自由権も一元的外在制約論で「法律及び臣民の義務に背かぬ限り」という留保がされていた。 宗教的な信仰と、神社と神社で行われる祭祀への敬礼は区分されたが、他宗教への礼拝を一切否定した完全一神教の視点を持つキリスト教徒や、厳格な政教分離を主張した浄土真宗との間に軋轢を生んだ面もある〔ただし、浄土真宗が明治初期に神社神道の非宗教性を唱え、結果的に宗教界から神社神道を追い出そうとした活動があったのも一考の余地がある〕。神社崇敬は宗教行為ではないとする見地の政策化である〔山本隆基。 福岡大学〕。 時代により、国民が「神社崇拝」への奨励の度合いが異なってきたため、政府は『延喜式』に倣って、新たに神社を等級化する制度である官国幣社(旧社格)を内務省神社局が所管し、新たな官国幣社の造営に公金が投入された。 万世一系・神聖不可侵の天皇が日本を統治すること、国家の中心に存在する天皇と国民との間に伝統的な強い絆があることを前提に、全国の神社は神祇官の元に組織化され、諸制度が整備された。当初、全国の神社は全て官有となり、全神職は官吏(神官)となった。だが、制度に未成熟な部分があり、神官と呼ばれる官吏としての神職は伊勢神宮に奉仕する者のみとなった。官国幣社の神職には官等を配し、位階、勲等を付与した。 その多くは判任待遇としたが、一部は奏任官待遇(高等官)とし、叙位の恩典も与え、退職後の恩給制度も整備した。村社以上の社格の神社の例祭には地方官の奉幣が行われ、上級神職による神葬祭等の「宗教的な活動」を政府が厳禁し、一種の国教的な制度であったとされる〔「国教」という定義は『日本国語大辞典』『日本史大事典』平凡社による〕。 明治15年1月24日、内務省達乙第7号「自今神官ハ教導職二兼補ヲ廃シ葬儀二関係セサルモノトス」により、神職は教化活動から分離。祭祀(神道)=非宗教とし、ここで国家神道体制へ転換した。11月4日、その神職養成機関として、神道の宣教、古典(国典)研究と神官を養成する皇典講究所を東京府に開黌した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国家神道」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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