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国本社 : ミニ英和和英辞書
国本社[こくほんしゃ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [くに]
 【名詞】 1. country 
国本 : [こくほん]
 (n) foundation of the nation
: [ほん, もと]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation 
本社 : [ほんしゃ]
 【名詞】 1. head office 2. main office 3. headquarters 
: [やしろ]
 (n) shrine (usually Shinto)

国本社 : ウィキペディア日本語版
国本社[こくほんしゃ]
国本社(こくほんしゃ)とは、大正後期から昭和初期に存在していた政治団体右翼団体平沼騏一郎会長を務めた。
== 概要 ==
大正12年(1923年)12月に摂政宮が狙撃された虎ノ門事件が発生し、山本内閣の総辞職に伴い司法大臣であった平沼騏一郎も辞任し、自らの政治活動の拠点として日本国粋主義を掲げ、大正13年(1924年)5月に設立した。事務局は麹町区平河町六番地に置かれた。会長に平沼が就任し、専務理事竹内賀久治が就任した。
平沼の人脈を活かし副会長に東郷平八郎山川健次郎が就任。官僚では原嘉道鈴木喜三郎塩野季彦小原直小山松吉後藤文夫、軍人では海軍の東郷、加藤寛治末次信正斎藤実〔津久井龍雄『右翼』昭和書房、1952年〕、大角岑生、陸軍の上原勇作〔浮出た平沼男の顔 : 国本社を柱幹に軍部の支持でファッショ全派を率ゆ : 議会浄化の戦き(国民新聞1932.5.16)〕、宇垣一成荒木貞夫真崎甚三郎秦真次菊地武夫小磯國昭永田鉄山、財界からは池田成彬結城豊太郎、学界からは山川、古在由直荒木寅三郎らが会員となった。五・一五事件後の調査では全国に20万人の会員を擁し、教化団体から実行団体へと移行しつつあり、既成政党からは「一敵国」と見られていた。
『国本新聞』、雑誌『国本』を発行したが、実態としては平沼の政治活動の支援団体の性格もあった。しかし、西園寺公望らからはファシズム思想であるとして警戒された。
昭和11年(1936年)に二・二六事件が発生し、会員の小笠原長生〔「『国本』社の人々とその思想及び背景」台湾日日新報(昭和7年)〕や加藤、真崎らが連絡を取り合って平沼、或いは加藤内閣を画策するも失敗〔堀田慎一郎『一九三〇年代における日本政治史の研究』〕、枢密院副議長を務めていた平沼が議長に昇格する際に会長を辞任。それと同時に国本社も解散した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「国本社」の詳細全文を読む




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