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国民総背番号制(こくみんそうせばんごうせい、)は、全ての国民に固有の番号を振り、特定個人を識別し管理しやすくする制度で、共通番号制度ともいう。コンピュータネットワークによる行政事務の効率化を目的とする。プライバシー、基本的人権や自由主義の観点から賛否両論がある。なお、名称は国家により異なる。 == 概要 == 国民個々に重複しない番号を付与し、それぞれの個人情報をこれに帰属させることで国民全体の個人情報管理の効率化を図ろうとするものである。氏名、登録出生地、住所、性別、生年月日を中心的な情報とし、その他の管理対象となる個人情報としては、社会保障制度納付、納税、各種免許、犯罪前科、金融口座、親族関係などがあげられる。多くの情報を本制度によって管理すればそれだけ行政遂行コストが下がり、国民にとっても自己の情報を確認や訂正がしやすいメリットがある。 一方、国民の基本的人権が制限されたり、行政機関による違法な監視、官僚や関係者(非正規雇用職員)の窃用や、不法に情報を入手した者による情報流出の可能性があること、公平の名のもとに国民の資産を把握し膨れ上がった政府債務の解消のために預金封鎖を容易にすることを懸念する意見がある。 タイプとしては、以下のものがある。 *社会保険制度給付と保険料納付の状況を管理するために番号を付与するタイプ(社会保障カード) *住民登録に基づいてすべての国民に番号を付与するタイプ〔住民票の移動に伴って番号を新設しなければならなくなり継続的な個人の特定が困難になるなどの問題がある。〕 *納税管理を目的に税務当局がこれを利用するタイプ(納税者番号制度、グリーンカード) 一部の国では上記によって付与した番号を軸にその他の個人情報を管理している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国民総背番号制」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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