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国界橋(こっかいばし)は 新潟県糸魚川市、長野県北安曇郡小谷村の蒲原沢に架かる橋である。 ==概要== 姫川支流の蒲原沢(新潟・長野県境)に架かる、国道148号の一部をなす橋。2009年現在、国界橋は2本架橋されている(両方とも新旧の名称が付かない国界橋であるが、ここでは便宜的に新・旧つけて記述)。 ==旧国界橋== *1936年完成。 *1953年5月18日、二級国道148号大町糸魚川線(長野県北安曇郡大町(現大町市) - 新潟県西頸城郡糸魚川町(現糸魚川市))として指定。 *1965年4月1日、一般国道148号となる。 *1994年、新橋の完成に伴い国道から新潟県道375号へ降格。 *1995年、7.11水害の土石流災害により小被災。新橋が流されたため、修復を行いながら国道の迂回路として機能する。 ===構造等=== *全長48.2m、最大支間長31mのトラス橋。トラス部は、赤く塗られている。 *バランスタイプの鋼スパンドレル・ブレーストアーチ。この形式は、全国でも北海道小樽市の張碓橋とあわせて2例しかなく、希少性から日本の近代土木遺産(現存する重要な土木構造物2800選)に選定されている。 *長野側はスノーシェッドで覆われた急カーブとなっており、国道時代は難所として知られた。 *旧橋は、新橋と比較して川床から離れた高い場所に架橋されているため、土石流に遭いにくい構造となっている。 ==新国界橋== *1994年完成。国道148号のバイパス部として機能する。 *1995年7月11日未明、7.11水害の土石流により、姫川本川へ流出。 ===構造等=== *初代のトラス橋とは異なり、ラーメン橋であった。土石流により橋桁もろとも姫川本川にまで約200m流出したことから、現地で解体撤去されている。 *長野県側の長大トンネルである湯原トンネルの線形の影響から、旧橋と比較して川床より近い距離にある。 ==新々国界橋== *1996年12月6日、蒲原沢土石流災害の発生。河川工事に従事していた作業員14人が死亡。 *1998年完成。 ===構造等=== *長大なトンネルに挟まれた場所にあり、道路の線形を修正することが困難であることから、新橋と同じ場所に新々橋が設置された。新橋が喪失する原因となった土石流災害を防止するため、下路式アーチ橋に変更された。雪の付着、落下を防止するためにアーチの部材の断面を三角形にしている。アーチ部は、淡緑色に塗られている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国界橋」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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