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国造丁(こくぞうてい〔新編日本古典文学全集『萬葉集』4の383頁。〕、こくぞうのちょう〔新日本古典文学大系『萬葉集』四の389頁。〕)は、古代日本で各国ごとの防人の部隊を率いた役職である。かつての国造軍の系譜をひく、令制国単位の数十から数百の集団の部隊長とするのが通説だが、別に律令国造の分身として神祇にたずさわったとする説もある。 == 万葉集の国造丁 == 史料では『万葉集』の防人歌の詠み人の肩書きとしてのみ現れる。『万葉集』巻20の中には、天平勝宝7年(755年)2月6日から29日の交代で筑紫(九州)に派遣された10か国(令制国)の防人が呼んだ歌がある。歌は国ごとに並べられ、拙いものは収録しないという方針で、80首を採録した。詠んだ人には肩書きが付けられており、そのうち3人が国造丁の肩書きを持ち、国造の肩書きを持つ者が1人いる。 国造丁が何をさすかについては、『万葉集』研究の中で、国造自身、国造一族の誰か、あるいは国造一族の使用人など様々に説かれていた〔岸俊男「防人考」292-293頁。新野直吉「防人「国造丁」についての考察」126-127頁。〕。使用人とする説には、「丁」を脚のひかがみを意味する「よぼろ」と訓じ、奴を防人に出したとするものもあった〔古典文学大系『萬葉集』四の409頁、410頁頭注三。岩波文庫の『新編万葉集』も「よぼろ」である。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国造丁」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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