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国道289号(こくどう289ごう)は、新潟県新潟市から福島県いわき市へ至る一般国道である。 == 概要 == 国道49号と並び、新潟県と福島県を横断する国道である。 起点である新潟市から燕市にかけては国道116号と重複している。この区間は住宅地や商業施設が多く立地しており、また国道116号が新潟市と柏崎市で最短で結ぶ路線であることから交通量が多い。 新潟県燕市からは東へ経路をとる。燕市から三条市にかけては、複数の箇所で道路が複雑にクランクしており、右左折が必要な箇所も多い。またかつて燕市東太田から同市燕橋北詰にかけては、1本の道路でつながっているにもかかわらず遠回りなルートが国道指定され、このうち同市秋葉町一丁目(秋葉町一丁目交差点から中ノ口川堤防の道路までの間)地内では吉田方面への一方通行となっている区間が存在していたが、2010年から現在のルートに変更された。 燕市から三条市へと新潟県県央地域を西から東へ横断して福島県只見町に至るが、両県境で最大の難所である八十里越の区間については、三条市大字塩野渕から只見町大字叶津字入叶津に至る延長19.1kmの区間が自動車の通行不能区間として残存している。両県と国土交通省北陸地方整備局長岡国道事務所では「八十里越道路」の改築事業を実施しているが、沿線は急峻な地形で豪雪地帯であることから構造物の建設は春季から秋季にかけての約半年間に限られるなど、事業は長期にわたっており、全線の供用開始は2020年代半ばが見込まれている。 福島県の下郷町と西郷村の5.9km区間(甲子峠)も長らく自動車通行不能区間であったが、バイパスの甲子道路が完成し、2008年9月21日に開通した。この区間の開通により、従来80分かかっていた下郷-白河の所要時間が50分に短縮された。また、宇都宮方面や同じ県内郡山方面からも東北道白河インターチェンジ経由で下郷町のほか、大内宿、隣接する南会津町や遠くは檜枝岐村方面も従来ルートより短縮が計れるようになった。これにより、当国道の不通区間は前述の八十里越区間のみとなった。甲子道路の大部分を占める甲子トンネルは全長が4,345mで、福島県内最長の道路トンネルとなっている。また、甲子道路の開通まで、不通区間の西郷村側では、旅館の本館と離れをつなぐ渡り廊下の屋根を国道のルートが潜っていたり、さらにその先では人のみが通れる極めて狭い登山道に路線番号標識が立つなど、一種の名所となっていたが、上記甲子道路の開通に伴い現在は指定から外れ、標識も撤去されている。 なお、新潟県の三条市内の区間では旧国鉄弥彦線(通称・弥彦東線)の跡地(軌道敷)を転用の上拡幅整備した箇所が存在する。同様に、福島県の白河市から棚倉町にかけての区間では、JRバス白棚線専用道(かつてこの区間に運行されていた鉄道線の軌道敷を利用したもの)を転用の上拡幅整備した箇所が存在する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国道289号」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Japan National Route 289 」があります。 スポンサード リンク
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