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3380形は、かつて日本国有鉄道の前身たる鉄道院・鉄道省に在籍したタンク式蒸気機関車である。 == 概要 == 元は、1906年(明治39年)に山陽鉄道が自社の兵庫工場で4両を製造した〔兵庫工場では製造番号を付していなかったが、14 - 17に相当する。〕、車軸配置2-6-2(1C1)、ヴォークレイン4気筒複式、飽和式のタンク機関車である。概ねアメリカの様式に則っているが、細部のデザインが変更され、近代的な形態も併せ持っていた。形式は28形、番号は125 - 128であった。 前年に同じ兵庫工場で製造されたヴォークレイン複式のテンダ機関車27形(後の鉄道院8500形)とは、各部の寸法が共通であり、後年の鉄道省C12形/C56形と同様の系列設計となっている。先従台車はビッセル式で、先輪は内側式台枠、従輪は外側式台枠であった。側水槽や後部炭庫は平皿鋲を用いて、フラッシュ仕上げとなっていた。 1907年(明治40年)、山陽鉄道は国有化されたが、しばらくは山陽鉄道時代の形式番号で使用された。その後、1909年(明治42年)には鉄道院の車両形式称号規程が制定され、本形式は3880形(3880 - 3883)に改められた。 国有化後は一時山陰線(豊岡機関庫)で使用されたが、再び神戸機関庫に戻り、1919年(大正8年)には北海道に転出した。廃車は、いずれも1925年(大正14年)で、全車が解体となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄3380形蒸気機関車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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