|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 国 : [くに] 【名詞】 1. country ・ 国鉄 : [こくてつ] 【名詞】 1. national railway ・ 鉄 : [てつ] 【名詞】 1. iron ・ 形 : [けい, かたち, ぎょう] 1. (suf) shape 2. form 3. type ・ 蒸気 : [じょうき] 【名詞】 1. steam 2. vapour 3. vapor ・ 蒸気機関 : [じょうききかん] (n) steam engine ・ 蒸気機関車 : [じょうききかんしゃ] (n) steam locomotive ・ 気 : [げ, き] 1. (suf) (uk) seeming 2. giving the appearance of 3. giving one the feeling of ・ 機 : [き, はた] (n) loom ・ 機関 : [きかん] 【名詞】 1. (1) mechanism 2. facility 3. engine 4. (2) agency 5. organisation 6. institution 7. organ ・ 機関車 : [きかんしゃ] 【名詞】 1. locomotive 2. engine ・ 関 : [せき, ぜき] (suf) honorific added to names of makuuchi and juryo division sumo wrestlers ・ 車 : [くるま] 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel
3800形は、かつて日本国有鉄道の前身である鉄道院・鉄道省に在籍したタンク式蒸気機関車である。 ==概要== 元は、日本鉄道が1898年(明治31年)にイギリスのダブスから4両(製造番号3653 - 3655, 3659)を輸入した、車軸配置4-6-2(2C1)のタンク機関車で、Db3/6形(201 - 204)と称された。日本で唯一、4-6-2形車軸配置を持つタンク機関車である。同時期に導入された車軸配置4-4-0(2B)の5830形テンダー機関車とは系列設計で、同形式の先輪の第2軸と動輪の第1軸を半ば無理やり押し込み、従輪を1軸付け加えた形であり、第1動輪はフランジレスであった。また、日本の蒸気機関車としては、初めて動力逆転機を装備した。 本形式は非常に特異な構造を持ち、常磐炭田産の低質炭を燃料とするため、ウッテン式に近い広火室と燃焼室が採用され、ボイラーの伝熱面積と火格子面積の比が非常に小さい。この火室を避けるため、第2・第3動輪間距離は5500形と比べて203mm延長されている。国有化後の1914年(大正3年)には、ボイラーの非効率さを改善するため、火格子面積を縮小し、燃焼室を撤去する改造が盛岡工場と大宮工場で施工された。 当初は勾配線用として黒磯庫に配置された。1904年(明治37年)に勃発した日露戦争では、全車が陸軍野戦鉄道提理部に供出され、満州に送られたが、1906年(明治39年)に全車が無事に帰還している。国有化後に制定された鉄道院の車両形式称号規程では、3800形(3800 - 3803)とされた。その後、3800が宇都宮庫、3803が福島庫の配置となったが、晩年は全車が仙台庫に集結した。1922年(大正11年)7月に廃車され、全部が解体されている。引張力は大きかったが、ボイラーが常磐炭田産の低質炭用で効率が悪いうえ、蒸気不昇騰といったトラブルも多く、多軸で第1動輪にフランジがないため脱線しやすかったようである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄3800形蒸気機関車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|