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DC11形ディーゼル機関車(DC11がたディーゼルきかんしゃ)は、日本国有鉄道の前身である鉄道省がドイツから輸入した電気式ディーゼル機関車である。 ==概要== ディーゼル機関車の各種方式・機器の比較検討用サンプルとして機械式のDC10形と共に1両ずつドイツから輸入された〔設計製造の監督は伊東三枝技師(C53形蒸気機関車の設計主任)が担当した。〕。 同時発注のDC10形は、完成度が不十分であり満足の行く完成度が得られるまで納期を遅らせて欲しい、というメーカー側の要望で納入が約1年5か月遅延したため、これに先行して1929年(昭和4年)に日本に来着した本形式は、国鉄初のディーゼル機関車となった。昭和4年(1929年)8月1日付の朝日新聞夕刊にて「とても調子のよい 煙を吐かぬ機関車」のタイトルで「煙を吐かぬ汽車――デイゼル機関車が日本で初めて動いた。(中略)試乗の桑原監督官や鷹取工場工場長が客車から顔を出して『とても調子がよい』と喜んだが、エンヂン冷却用のフアンの恐ろしい回転のため、車底から吸ひ込む空気が酷い砂礫の渦をまき散らす、これだけは何とか工夫せねばならぬと頭をひねつてゐた」と報道されている〔『幻の国鉄車両』p.103 JTBパブリッシング〕 。 発注に当たっては、DC10形とともにディーゼル機関車の製造能力では当時世界最優秀といわれたメーカー群が選定され、本形式は車体を含む機械部分がエスリンゲン (Maschinenfabrik Esslingen) 、エンジンはMAN(Maschinenfabrik Augsburg-Nürnberg AG:アウクスブルク-ニュルンベルク機械工作所)、電気部分はスイスのブラウンボベリ (Brown, Boveri & Cie = BBC) の各社が担当した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄DC11形ディーゼル機関車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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