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DD12形ディーゼル機関車(DD12がたディーゼルきかんしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)が保有していたディーゼル機関車である。 太平洋戦争中に製造され、終戦後に日本に進駐したアメリカ軍が持ちこんだ機関車で、当初国鉄に貸し出され、後に譲渡された。電気式の中央運転台形機関車である。 == 導入の経緯 == 1945年(昭和20年)の終戦に至る過程で、日本にはアメリカ軍を中心とする連合国軍が進駐することが事前に予定された。進駐軍側は、日本の鉄道車両は戦争末期の空襲などの影響で運行不能の壊滅状態になっていると予想し、日本国内における軍事輸送を行うためには、自前で機関車や貨車を調達しておいた方が良いと考えた。 そのため進駐軍は、その第一陣としてアメリカの産業用鉄道などで使用されていたゼネラル・エレクトリック (GE) 社製の標準軌用のディーゼル機関車を狭軌仕様にしてフィリピンの軍用鉄道で既に使っていた(GE47-TON DROP CAB, No.8584 - 8589)及びそれに準じた新造の同型機(GE47-TON DROP CAB,No.8592,8593)を日本に移送することとした。形式はUS ARMY8500である。 しかし、いざ連合国軍が進駐してみると、日本国内の鉄道網はまがりなりにも既存システムを維持して稼動できていることが確認されたため、鉄道による進駐軍向け輸送は、国鉄・私鉄が保有する状態の良い車両を徴発し、優先的に整備・運行させることで間に合わせることとなった。 こうして日本への車両移入は、このUS ARMY8500形機関車8両だけで終わったが、この機関車はそれ以前に日本で少数使用された各種のディーゼル機関車と比較すると、性能や信頼性で格段に勝っており、戦後の日本におけるディーゼル機関車普及の端緒となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄DD12形ディーゼル機関車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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