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国鉄ウ300形貨車 : ミニ英和和英辞書
国鉄ウ300形貨車[こくてつう300がたかしゃ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [くに]
 【名詞】 1. country 
国鉄 : [こくてつ]
 【名詞】 1. national railway 
: [てつ]
 【名詞】 1. iron 
: [けい, かたち, ぎょう]
  1. (suf) shape 2. form 3. type
貨車 : [かしゃ]
 【名詞】 1. freight car 2. van 
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 

国鉄ウ300形貨車 : ウィキペディア日本語版
国鉄ウ300形貨車[こくてつう300がたかしゃ]

国鉄ウ300形貨車(こくてつウ300がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)に在籍した有蓋貨車豚積車)である。
本形式の改良型であるウ500形についても本稿で記述する。
== ウ300形 ==
本形式は、国鉄が1950年(昭和25年)度に国鉄新小岩工場で50両(ウ300 - ウ349)を、当時余剰となっていたトキ900形無蓋車の部品を一部流用し、改造名義で製作した。ただし実際の製造所は、新小岩工場がかかえていた仕事量の関係上、汽車製造東京支店に25両、川崎車輛に25両がそれぞれ外注された。落成は1951年(昭和26年)3月であった。
1951年度には新小岩工場で50両(ウ350 - ウ399)を新規製作し、ウ300形は合計100両(ウ300 - ウ399)が登場した。同年度製作分は、書類上は新規製作であるが、こちらも改造車と思われる。当初は、全車が常備駅が定められている専属貨車であったが、後に共通運用とされた車も存在した。
日本初の12t積み二軸豚積車であり、10t積みであった前級のウ200形より荷重が増大されたが、積載可能な頭数は40 - 50頭程度でほとんど変わらなかった。
車体は木板の横張りで、側面や妻面に開放式の窓が設けられ、積荷の家畜が逃げ出すのを防ぐため、鋼棒製の桟が2本入っている。製造当初は資材不足もあって、冬季に窓を塞ぐ戸が設けられておらず、側引戸や妻板中央部にも窓があるなど、開放的な構造であったが、後に蝶番支持の鋼製戸が各窓に設置されるとともに、妻板中央と側引戸の窓は廃止された。また、幅1,500mmの側引戸は豚の排泄物によるつまりを防ぐため、吊戸であった。
荷室は、豚積車の基本様式に則り、内部に鋼製の棚を設けた2階建て構造で、腐食防止のためアスファルトが塗布されていた。床面には中央に向かって傾斜がつけられており、その先には排水口が設けられていた。天井は、輻射熱を遮断するため、フェルトと板の2重張りとされた。また、車体の一端には、積荷の豚への給餌・給水を行うための付添人室が設けられており、側面に窓と開き戸が1個ずつ設けられた。付添人室内の座席下には水タンクが設置されており、付添人室の屋根上にはガーランド型通風器が1個設けられている。
荷室の寸法は、長さ5,925mm、幅2,320mm、高さ2,180mm、床面積は13.7(棚も同寸)である。全長は8,200mm、全幅は2,676mm、全高は3,775mm、軸距は4,200mm、自重は11.5tである。
本形式の軸ばね支持装置は(一段)リンク式で、最高運転速度は65km/h車軸は12t長軸である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「国鉄ウ300形貨車」の詳細全文を読む




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