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国鉄ソ1形貨車(こくてつソ1がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道に所属した橋桁架設専用の操重車(事業用貨車)である。 == 概要 == 1920年(大正9年)、黒田武定の発案により、鉄道省浜松工場で1両が製造され、1923年(大正12年)に同工場および大宮工場、石川島造船所で5両が増備された、橋桁架設用操重車である。製造時はオソ10形(オソ10 - オソ15)と称したが、1928年(昭和3年)の称号規程改正により、ソ1形(ソ1 - ソ6)と改称された。 後年製造された、ソ200形、ソ300形といった橋桁架設用操重車と異なり、上方にブームを展開する方式で、橋桁の一端を車端で支え、もう一端をロープを使用してブームで吊り、現場に運んで架設する。しかし、この構造上、電化区間や曲線区間、トンネルの坑口といった箇所で作業を行うことができなかった。また、ウィンチも手巻き式であった。 車体は、側部がトラス構造となっており、ブームも同様であった。台車は直径600mmの小径車輪を持つアーチバー式の2軸ボギー台車4基を備え、これを2基ずつ前後2群に振り分けた2-2軸複式ボギーである。全長は22,931mm、自重は73.0t、扱い荷重は28tであった。 全国の建設事務所に配置されたが、最も古い操重車であり、扱い荷重の小ささや取り回しの不便さが目立つようになり、1960年(昭和35年)に後継のソ200形に代替され、1969年(昭和44年)度までに廃車となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄ソ1形貨車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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