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国鉄キ550形貨車(こくてつキ550がたかしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄、当時は鉄道省)が、1932年(昭和7年)から製造・使用した事業用貨車(複線用ラッセル式除雪車)である。 本形式の元になったキ1500形、キ500形(二代)についてもここで解説する。 == 概要 == キ550形は、鉄道省初の鋼製複線用ラッセル除雪車として、1932年(昭和7年)に苗穂工場にて製造されたキ250が1941年(昭和16年)3月の称号規程改正により、キ550と改称された。昭和33年度貨車整備工事改造計画(1958年(昭和33年)8月5日通達)により苗穂工場にて除雪能力を改善するため、その前頭部の形状を変更し、フランヂャーを直動式に改造した。 1943年(昭和18年)から1959年(昭和34年)にかけて苗穂工場、土崎工場、飯野産業において新製車36両(キ551 - キ556、キ559 - キ588)が増備された。 昭和30年度貨車更新修繕計画(1955年(昭和30年)6月22日通達)により苗穂工場にて2両のキ1500形式を、木製車体を鋼体化改造してキ550形式に編入された。(キ557 - キ558)車籍編入日は1956年(昭和31年)1月7日であった。 1961年(昭和36年)から1968年(昭和43年)にかけて旭川工場、土崎工場、新津工場、松任工場、長野工場にてキ100を改造してキ550形式に編入された。(キ589 - キ599、キ1550 - キ1569) 以上合計70両(キ550 - キ599、キ1550 - キ1569)が在籍し日本各地の豪雪地帯で運用された。車体塗色は黒で、1968年(昭和43年)10月1日ダイヤ改正では高速化不適格車とされて最高速度65km/hの指定車となり、識別のため記号に「ロ」が追加され「ロキ」となり黄1号の帯を巻いてる。 全長は12,200mm、全幅は2,621mm、全高は4,015mm、自重は30.0t、台車は前位がTR42A、後位がTR41Cであった。 最後まで在籍した車が1987年(昭和62年)に廃車になり形式消滅した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄キ550形貨車 (2代)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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