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国鉄ク5000形貨車(こくてつク5000がたかしゃ)は日本国有鉄道(国鉄)が1966年(昭和41年)から製作した貨車(車運車)である。この項目では、ク5000形の試作車であるク9000形と、同時期に開発されたク9100形についても述べる。 == 概要 == 工業製品としての乗用車を輸送するための車両で、1966年 - 1970年・1973年に試作車からの編入を含めて932両(ク5000 - ク5931)が製作された。製造は日本車輌製造(輸送機工業とのグループ製作)と三菱重工業が担当している。 国鉄による乗用車輸送は、従来は自動車メーカーが所有する種々の私有貨車で行われてきた。荷役にクレーンを必要とするシム1000形(→クム1000形)(トヨタ・パブリカ専用)や、回転式の荷台を備えたク300形(日産・ブルーバード・サニー専用)など、各自動車メーカーで種々の仕様をもつ貨車が使用された。これらは特定車種専用で、搭載車のモデルチェンジごとに改造を必要としていた。また私有貨車であったことから、必然的に片道は空車で返却する運用とせざるを得なかった。さらに2段に自動車を積載する構造のものでは、昇降装置が複雑な点が問題となっていた。 こうした問題点を解決するため、国鉄は積載車種を限定せず汎用的に運用可能な車運車の開発を課題とした。1966年に試作車のク9000形2両(ク9000, ク9001)が完成し、各種試験の成果を踏まえて量産された車両がク5000形である。 各自動車メーカーの工場から全国の消費地・積出港へ乗用車を輸送する専用列車として運用され、往復で異なるメーカーの車両を積載する運用をも可能として輸送効率の向上に寄与することとなったが、1970年代後半以降は輸送需要の減少・輸送体系の変化から多数の余剰車が発生し、一部は他用途向けに改造された。1987年のJR移行では少数が日本貨物鉄道(JR貨物)に承継され使用されたが、輸送体系変更のため1996年までに全車が除籍されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄ク5000形貨車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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