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591系電車(591けいでんしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)が1970年(昭和45年)に試作した高速試験用の交流直流両用電車である。 曲線区間の高速化を目指し、自然振り子式車体傾斜車両の試験車として製作されたものである。クモハ591形という営業用に準じた形式称号を称するが、純然たる試験車であり、営業運転に使用されたことはない。 == 製造の背景 == 当時、日本における車体傾斜車両は小田急電鉄と三菱電機が共同で試験を実施した前例があったが、実用化に至らなかった。 国鉄では在来線特急列車のスピードアップを図り、小田急電鉄と三菱電機がテストした強制車体傾斜式ではなく、コロなどで支えた車体を遠心力により傾斜させる自然振り子式を用いた車両の研究開発を進め、試作車として本系列が川崎重工業により製造された。 低重心が求められる自然振り子式車両であるが、その面で不利となる交流直流両用車とされたのは、当初、東北本線上野駅 - 仙台駅間の高速化(最高運転速度130km/h)が目論まれたためである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄591系電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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