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国鉄ソ50形貨車(こくてつソ50がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)に在籍した、レール積降用操重車(事業用貨車)である。 == 概要 == 1950年(昭和25年)1月に、国鉄新小岩工場で2両(ソ50, ソ51)が、トキ900形(トキ3603, トキ5217)の改造により製作されたレール積降用操重車である。高崎鉄道管理局が開発したものとされ、晩年は高崎操車場の常備であった。 種車のあおり戸および妻の構造物を撤去し、台枠上に旋回式のクレーンと動力としてディーゼル発電機を取り付けた。クレーンのブームはトラス構造であるが伸縮はせず、回送時には途中に設けられたヒンジで二つ折りにして、収納される。旋回角度は、左右にそれぞれ20°である。ブームの先には扱い荷重1.5tのホイストがあり、2両一組で長さ25mの定尺レールを一度に2本扱うことができた。 下回りは種車のままの(一段)リンク式の3軸式で、回送時の最高速度は65km/hに制限された。当初は台枠側面は黒、上まわりは黄色という配色であったが、1968年10月ダイヤ改正以降は、台枠を含めて最高速度65km/h以下を示す黄色(黄1号)1色となった。 しかしながら、老朽化が進み、折りたたみ式のブームでは使い勝手が悪いうえ、2両のクレーンの総括制御や自走ができず、また扱い荷重が小さく、現場の要求に応えることができなくなったため、1972年(昭和47年)に後継のソ60形が製作されると、1974年(昭和49年)7月に廃車となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄ソ50形貨車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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