|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 国 : [くに] 【名詞】 1. country ・ 国鉄 : [こくてつ] 【名詞】 1. national railway ・ 鉄 : [てつ] 【名詞】 1. iron ・ 形 : [けい, かたち, ぎょう] 1. (suf) shape 2. form 3. type ・ 貨車 : [かしゃ] 【名詞】 1. freight car 2. van ・ 車 : [くるま] 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel
国鉄タ2000形貨車(こくてつタ2000がたかしゃ)は、かつて鉄道省、日本国有鉄道(国鉄)及び1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍したタンク車である。 == 概要 == タ2000形はアルコール専用の10t積私有貨車である。 1941年(昭和16年)から1951年(昭和26年)にかけて3両(タ2000 - タ2002)が他形式からの改造により製作された。 1941年(昭和16年)12月27日に新潟鐵工所にてタム200形より2両(タム273 - タム274)の専用種別変更(改造)が行われ、形式名は新形式名であるタ2000形(タ2000 - タ2001)が与えられた。種車となったタム273 - タム274は1939年(昭和14年)新潟鐵工所製であり、タム200形として落成したわずか2年後であった。 落成時の所有者は日本曹達であり二本木駅を常備駅として運用された。その後1961年(昭和36年)12月1日に日本アルコール販売に名義変更された。常備駅は、稲毛駅を振り出しに伊賀駅、石岡駅、鉾田駅、新崎駅と各地をまわった 1972年(昭和47年)7月28日にタ2000が廃車となり、タ2001はその24年後の1996年(平成8年)に廃車になった。実に誕生より57年間に渡り運用された。 1951年(昭和26年)11月6日に新潟鐵工所にてタム900形より1両(タム972)の専用種別変更(改造)が行われ、本形式(タ2002)に編入された。種車となったタム972は1959年(昭和24年)3月に東洋レーヨンにて製造された戦災復旧車である。 落成時の所有者は酒精産業であり稲毛駅を常備駅として運用された。その後1956年(昭和31年)3月3日に日本アルコール販売に名義変更され常備駅は、出水駅を振り出しに伊賀駅、石岡駅、鉾田駅、新崎駅と各地をまわった。1996年(平成8年)4月に廃車になり形式消滅した、と同時に「タ」車(積載重量13t以下のタンク車)の全滅となった。本車(タ2002)は日本最後のタ車である。 貨物列車の最高速度引き上げが行われた1968年(昭和43年)10月1日ダイヤ改正対応のため、全車(3両)が新津工場、若松工場にて二段リンク式に改造された。荷役方式は全車とも上入れ、下出し方式である。 1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「燃31」(燃焼性の物質、引火性液体、危険性度合2(中))が標記された。 塗色は、黒であり、全長は7,350mm、7,800mm、全幅は2,300mm、2,430mm、全高は 3,490mm、3,450mm、軸距は3,650mm、3,900mm、実容積は11.5m³、12.1m³、自重は9.6t - 10.7t、換算両数は積車2.2、空車1.0、最高運転速度は75km/h(二段リンク式に改造後)、車軸は12t長軸である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄タ2000形貨車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|