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国鉄タ300形貨車(こくてつタ300がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及びに在籍した私有貨車(タンク車)である。 == 概要 == 本形式は、液化エチレン専用の約6.2t積マルチボンベ方式貨車である。 1959年(昭和34年)6月3日から1960年(昭和35年)9月28日にかけて5ロット8両(タ300 - タ307)が汽車製造で製作された。 車体には「連結注意」の文字が標記された。 所有者は、日本曹達の1社のみでありその常備駅は、信越本線の二本木駅であった。二本木駅 - 浜川崎駅間を主な運行区間とした 1964年(昭和39年)から1965年(昭和40年)にかけて7両(タ300 - タ305、タ307)がタキ2600形へ改造された。 外観からは有蓋車にしか見えないが、室内に継目無しのボンベ84本を10段積み(下段より1段 - 8段 9本、9段 7本、10段 5本)にして搭載した。積荷の際には、ボンベを車載したまま充填して行った。最高充填圧力は135kg/cm2と高圧であった。各々のボンベ寸法にはわずかな違いがあったものと思われ、積載荷重は車両によってまちまちであった(6.16 - 6.25t)。通常貨車の積載荷重には小数点以下は記入しないが、本形式は特例として小数点以下2桁まで標記された。高圧ボンベを84本も搭載したため自重は41.4 - 43.7tとなり、積載荷重に対して積載効率の悪い形式であった。運賃的にも積車時は積載荷重、空車時(返回送)の場合自重の半分という規定のため運賃の特例(積載荷重25t として計算する)が生じた。この自重のため「タ車」(荷重13t以下のタンク車)では少数派のボギー式台車であるベッテンドルフ式のTR41Cを使用した。 車体塗色はねずみ色で、全長は10,000mm、全幅は2,703.2mm、全高は3,746.6mm、軸距は5,900mm、換算両数は積車5.0、空車4.5 であった。 最後まで在籍した1両(タ306)が1972年(昭和47年)3月17日に廃車になり、同時に形式消滅となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄タ300形貨車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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