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国鉄タキ14700形貨車(こくてつタキ14700がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍した私有貨車(タンク車)である。 == 概要 == 本形式は、液化酸化エチレン専用の30t 積タンク車として1969年(昭和44年)2月18日から2000年(平成12年)11月にかけて17ロット39両(タキ14700 - タキ14738)が日本車輌製造、富士車輌、三菱重工業の3社にて製作された。 本形式の他に液化酸化エチレンを専用種別とする形式には、他に例がなく唯一の存在である。 落成時の所有者は、三井物産、日本触媒化学(1991年(平成3年)に社名を日本触媒に改称)、日曹油化工業、石油荷役(1991年(平成3年)に社名をニヤクコーポレーションに改称)、日本石油輸送、三菱化学物流の6社である。 1978年(昭和53年)10月1日に三井物産所有車2両(タキ14700、タキ14704)は、石油荷役へ名義変更された。 1989年(平成元年)から1996年(平成8年)にかけて石油荷役所有車5両(タキ14721 - タキ14723、タキ14724 - タキ14725)は関西化成品輸送、日本石油輸送へ名義変更された。 タンク体はステンレス鋼製で厚さ75mmのウレタン断熱材を巻き、薄鋼板製のキセ(外板)が設置された。 荷役方式はタンク上部にあるマンホール弁からの上入れ、上出し式である。 1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「毒燃(G)26・3」(毒性の物質、燃焼性の物質、高圧ガス、高圧ガス、毒性のあるもの、可燃性のもの)が標記された。専用種別の「液化酸化エチレン」は赤色、「毒」は黒色、「燃」は赤色、「(G)26・3」は白色でそれぞれ標記されている。 車体色はねずみ色1号(灰色)、寸法関係は全長は14,600mm、全幅は2,500mm、全高は3,876mm、軸距は10,500mm、自重は21.8t、換算両数は積車5.5、空車2.2である。台車は採用例が多くのTR41C、TR41D、TR41E-4、TR211F、TR216Aである。ロットによっては落成時から中古台車を採用した。 1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には28両の車籍がJR貨物に継承されたが、2007年(平成19年)3月31日現在18両が在籍している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄タキ14700形貨車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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