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国鉄タキ14900形貨車(こくてつタキ14900がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)および1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍した私有貨車(タンク車)である。 == 概要 == 本形式は、ホルマリン専用の39t 積タンク車として1969年(昭和44年)3月24日に5両(コタキ14900 - コタキ14904)が汽車製造1社にて製作された。 記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。 本形式の他にホルマリンを専用種別とする形式には、タ3050形、タム3050形、タサ5100形、タキ8000形、タキ9700形の5形式が存在した。 落成時の所有者は、日本水素工業でありその常備駅は宮下駅であったが、1971年(昭和46年)6月5日に常備駅はそのままで全車5両が日本化成へ名義変更された。 35系に属するタンク体は、耐候性高張力鋼製であり内面をエポキシ樹脂にてコーティング処理された。 荷役方式はタンク上部にある積込口からの上入れ、吐出管からの下出し式である。 1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「96」(有害性物質、毒性のあるもの)が標記された。 車体色は黒色、寸法関係は全長は10,800mm、全幅は2,720mm、全高は3,807mm、軸距は7,000mm、自重は15.0t、換算両数は積車5.5、空車1.4である。台車はベッテンドルフ式のTR41Cであったが、その後の改造によりTR41DSとなった。 1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には全車の車籍がJR貨物に継承されたが、1998年(平成10年)6月に最後まで在籍した2両(コタキ14900 - コタキ14901)が廃車となり同時に形式消滅となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄タキ14900形貨車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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