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国鉄タキ21800形貨車(こくてつタキ21800がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍したタンク車である。 == 概要 == 本形式は、トリクロロエタン専用の35t 積タンク車として1971年(昭和46年)12月16日に1両(コタキ21800)、1973年(昭和48年)2月26日に1両(コタキ21801)が、日立製作所の1社のみで製作された。 記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。 トリクロロエタンを専用種別とする貨車は、本形式の他には例がなく唯一の存在であった。 落成時の所有者は、東洋曹達工業の1社のみでありその常備駅は山陽本線の周防富田駅(現在の新南陽駅)であった。社名はその後東ソーへ変更された。 純度保持のためタンク体はステンレス鋼製であり、荷役方式は上入れ、吐出管からの下出し方式である。 車体色はステンレス鋼製のため無塗装とされ、寸法関係は全長は11,100mm、全幅は2,438mm、全高は3,700mm、軸距は7,000mm、自重は15.0t、換算両数は積車5.0、空車1.4であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cである。 1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「96」(有害性物質、毒性のあるもの)が標記された。 1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には全車がJR貨物に継承されたが、1989年(平成元年)3月に全車一斉に廃車となり同時に形式消滅となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄タキ21800形貨車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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