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国鉄タキ22800形貨車(こくてつタキ22800がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍した私有貨車(タンク車)である。 == 概要 == 本形式は、過酸化水素専用の35t積タンク車として1972年(昭和47年)から1982年(昭和57年)にかけて5ロット11両(タキ22800 - タキ22810)が富士重工業、日本車輌製造の2社で製作された。 落成時の所有者は、日本パーオキサイド、東海電化工業の2社であり、その各々の常備駅は、郡山駅、岳南富士岡駅である。全車生涯所有者が変わることなく運用された。 1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「化侵58」(酸化性の物質、侵食性の物質、酸化性物質、侵食性のあるもの)が標記された。 ロットによりタンク体材質が変わり前期車(タキ22800 - タキ22805)は、純アルミニウム(A1070P)製、後期車(タキ22806 - タキ22810)は、アルミクラッド(外面がアルミ合金、内面が純アルミ)製であった。前期車は、破損防止の注意喚起のため、副記号「ア」を冠し、「アタキ」と称し、タンク体には「純アルミ」、「連結注意」と標記された。後期車は、形式番号の上に小さく「アルミクラッド」と標記された。 荷役方式は、積込は液出入管から行い、荷卸しはS字管を使用した液出入管と空気加圧による上出し方式である。液出入管と空気管はドームの頂部に設けられ、空気管には異物除去用のフィルターが内蔵されている。 塗色は、アルミニウム地肌の銀色である。 全長は12,100、14,100mm(前期車、後期車の順以下同じ)、全幅は2,588、2,500mm、全高は3,879、3,699mm、軸距は8,000、9,600mm、自重は15.5t、換算両数は積車5.0、空車1.6、台車は、前期車(タキ22800 - タキ22805)がベッテンドルフ式のTR41C、後期車(タキ22806 - タキ22810)が同式のTR225であった。 1998年(平成10年)度に最後まで在籍した1両(タキ22810)が廃車となり形式消滅した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄タキ22800形貨車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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