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国鉄タキ3500形貨車(こくてつタキ3500がたかしゃ)は、1954年(昭和29年)から製作された、アルコール専用の 30 t 積 貨車(タンク車)である。 私有貨車として製作され、日本国有鉄道(国鉄)に車籍編入された。1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に車籍を承継された。 == 概要 == 1954年(昭和29年)から1964年(昭和39年)にかけて179両(タキ3500 - タキ3599、タキ13500 - タキ13576)が新潟鐵工所、造機車輌、富士重工業、汽車製造、川崎車輛、舞鶴重工業にて製造又は改造編入された。うち2両(タキ3536 - タキ3537)は1959年(昭和34年)11月18日に東急車輛製造にてタキ1500形(タキ15003 - タキ15004)から改造されタキ3500形に改造編入された車である。改造内容は加熱管と点検蓋を撤去した程度の最小限であった。 落成当時の所有者は、内外輸送、協和醗酵工業の2社であり、協和醗酵工業は1両(タキ3535)のみの所有であった。後年内外輸送所有車のうち12両(タキ3525 - タキ3534、タキ3536、タキ3537)が日本陸運産業へ名義変更された。 1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「燃31」(燃焼性の物質、引火性液体、危険性度合2(中))が標記された。 所有者は大半が内外輸送(179両中178両)であったため、形態の変化の少ない形式である。キセ(外板)なしドーム付きタンク車であり、荷役方式はマンホールによる上入れ、吐出管による下出し式である。 塗色は、黒であり、全長は13,600mm、全幅は2,450mm、全高は3,877mm、軸距は9,500mm、自重は18.0 - 19.8t、換算両数は積車5.0、空車2.0、最高運転速度は75km/h、台車は12t車軸を使用したTR41Cである。 最後まで在籍した2両が1999年(平成11年)度に廃車になり形式消滅した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄タキ3500形貨車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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