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国鉄タキ42200形貨車(こくてつタキ42200がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は、日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍した私有貨車(タンク車)である。 本形式と同時期に同じタキ2100形から改造されたタキ42100形、タキ42150形についても本項目で解説する。 == タキ42200形 == 1978年(昭和53年)3月17日に日本車輌製造1社にてタキ2100形より6両(タキ2248 - タキ2250、タキ2328 - タキ2330)が、34t積アニリン専用車への専用種別変更改造が行われ、形式は新形式であるタキ42200形(タキ42200 - タキ42205)に変更された。 種車のロットが2種類ありタキ2248 - タキ2250 が1959年(昭和34年)3月12日富士重工業製、タキ2328 - タキ2330 は1960年(昭和35年)6月27日日本車輌製造製である。このため両者の寸法は若干の違いがある。 改造内容は、アニリンが毒性の物質であるため荷役方式を上出し式に変更した。タキ2100形のタンク体下部にあった吐出管を撤去し、S字管付きの液出管、空気管を新たに装備した。 アニリンを専用種別とする形式には、他にはタム7500形、タム7550形、タキ8600形、タキ18900形、タキ25800形の5形式があった。 所有者は、日本陸運産業の1社のみであり、その常備駅は、越後交通長岡線の越後関原駅、京葉臨海鉄道臨海本線の前川駅であった。 1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「毒61」(毒性の物質、毒性物質、危険性度合2(中))が標記された。 塗色は、黒、全長は13,600又は12,200mm、全幅は2,656mm、全高は3,885又は3,853mm、軸距は9,500又は8,100mm、自重は18.7又は17.4t、換算両数は積車5.5、空車1.8、台車はベッテンドルフ式のTR41Cであった。 1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には全車(6両)がJR貨物に継承されたが、1989年(平成元年)9月に全車が一斉に廃車となり、同時に形式消滅となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄タキ42200形貨車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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