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国鉄タキ42300形貨車(こくてつタキ42300がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍した私有貨車(タンク車)である。 == 概要 == 本形式は、硫酸ヒドロキシルアミン水溶液専用の35t 積タンク車として1978年(昭和53年)12月25日に1ロット5両(タキ42300 - タキ42304)が、若松車輛の1社のみで製作された。 硫酸ヒドロキシルアミン水溶液を専用種別とする形式は、本形式のみである。 落成時の所有者は、三菱化成工業の1社のみであった。その後、三菱化成工業→三菱化成→三菱化学と社名変更があり車体標記もその都度変更した。当初は社名、社紋を専用の標記板に記入のうえタンク体に取り付けていたが、三菱化成に変更時より直接車体に標記するようになった。 全車黒崎駅を常備駅として生涯変更されることはなかった。 1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「96」(有害性物質、毒性のあるもの)が標記された。 タンク体材質は、ステンレス鋼(SUS316L)製であり、鋼板製の外板(キセ)を装備している。 荷役方式は、タンク上部の液出管からの上入れ、空気管と液出管を用いた空気圧による上出し方式である。両管ともS字管は装備していない。 塗色は、黒であり、全長は12,200mm、全幅は2,500mm、全高は3,744mm、軸距は8,100mm、自重は18.0t、換算両数は積車5.5、空車1.8である。 1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には全車5両がJR貨物に継承されたが、1999年(平成11年)度に全車一斉に廃車となり、同時に形式消滅となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄タキ42300形貨車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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