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国鉄タム5000形貨車(こくてつタム5000がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍したタンク車である。 == 概要 == 日本初の塩酸専用輸送車として1938年(昭和13年)から1968年(昭和43年)にかけて新潟鐵工所、日本車輌製造、汽車製造、日本鋼管、造機車輌、カテツ交通、日立製作所、三菱重工業、近畿車輛、富士重工業、飯野産業、協三工業にて368両(タム5000 - タム5099、タム6000 - タム6254a、タム6254b、タム6256 - タム6267)が製作又は改造編入された15t積の私有貨車である。 1951年(昭和26年)12月26日から1963年(昭和38年)12月14日にかけてタム100形より8両が三菱重工業、造機車輌、汽車製造にて改造され当形式に編入された。又1958年(昭和33年)12月2日にはタム3500形より1両が造機車輌にて改造され当形式に編入された。 形式内改造され改番を伴った車輌が10両存在した。 積荷である塩酸は、金属を腐食する液体のためタンク体内側全面に貨車として初めてゴムライニングコーティングが施された。このため全般検査の工場が指定された。専用種別はその後アミノ酸が追加され「タム」(積載重量14t - 16tのタンク車)車として最後(タム車の消滅)まで使用され続けた。一部の車のタンクは波よけ板のない構造であったが特に問題も発生しなかったため、以降製作のタンク車に展開された。 落成当時の所有者は日本曹達、日本皮革、相模海軍工廠、味の素、三谷産業、日栄商会、第一物産、日新興業、北海道醤油資材協同組合、小西安兵衛商店、龍野醤油、大日本セルロイド、筑波化学工業、東亜合成化学工業、曹達商事、昭和電工、東洋曹達工業、鉄興社、新日化産業、大阪曹達、徳山曹達、呉羽化学工業、木曽商店、信越化学工業、旭化成工業、日産化学工業、江戸川化学工業、北海道曹達、十全化学、保土谷化学工業、丸正産業、旭硝子、東信化学工業、日東味の精、住友商事であった。特に味の素所有の本形式は「味タム」という通称が付いていた。 1968年(昭和43年)に4両がタム25000形に改造された。(後述) 2005年(平成17年)6月に最後まで在籍した車が廃車になり形式消滅した。 塗色は、黒であり、全長は7,800、8,100mm、全幅は3,365mm、全高は3,497mm、軸距は3,800 - 4,200mm、自重は10.0 - 11.7t、換算両数は積車2.6、空車1.2、最高運転速度は75km/h、車軸は12t長軸であった。長期にわたり製造されているため細部に相違がある。タンク形状、台枠、タンク帯の位置、タンク台梁、はしご、手すりの形状などにみられる〔牧原弘・秦野泰樹「タム5000の形態分類」『とれいん (雑誌) 』No.146・148〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄タム5000形貨車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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