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国鉄ヒ600形貨車(こくてつヒ600がたかしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)が1954年(昭和29年)から製作した事業用貨車(控車)である。ヒ700形と表記した資料や書籍もあったが、これは誤りである〔ジェー・アール・アール『JR気動車・客車編成表』(2001年版まで)、ネコ・パブリッシング『JR全車輌ハンドブック』など。ネコ・パブリッシング『Rail Magazine』1998年1月号 Vol.172「トワイライトゾーン」ではヒ700形の誤りについて指摘されている。なお、ジェー・アール・アール『JR気動車・客車編成表』(2002年版以降)は、ヒ600形に修正されている。〕。 この項目では、同時に製作されたヒ500形についても記述する。 == ヒ600形 == 構内入換用もしくは航送車両の鉄道連絡船への積み下ろし作業用の控車として製作された車両で、トム16000形、ワ12000形、ワ22000形、ワム3500形、ワム20000形、ワム21000形、ワム23000形、ワム50000形、ワム90000形、スム1形、テム300形、テラ1形からの改造により、1977年(昭和52年)までに総数253両(ヒ600 - ヒ852)が製作された。 改造に際しては種車の上回りを撤去し、手摺と小屋(詰所)を設置したが、積み下ろし作業用に改造された車両については小屋はない。 走行装置は種車の違いにより、シュー式、一段リンク式、二段リンク式である。最高速度は65km/h。 1968年(昭和43年)10月1日ダイヤ改正では高速化不適格車とされて最高速度65km/hの指定車となり、識別のため記号に「ロ」が追加され「ロヒ」となり黄1号の帯を巻いてる。 1987年4月の国鉄分割民営化に際しては、北海道旅客鉄道(JR北海道)に35両、四国旅客鉄道(JR四国)に16両、日本貨物鉄道(JR貨物)へ7両の計58両が継承されたが日本貨物鉄道(JR貨物)貨物取扱駅の減少や鉄道連絡船の廃止により淘汰が進み、2002年(平成14年)に形式消滅した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄ヒ600形貨車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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