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国鉄ホキ3500形貨車(こくてつホキ3500がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍したホッパ車である。 == 概要 == 本形式はセメント輸送用として1952年(昭和27年)から1960年(昭和35年)にかけて日本車輌製造、汽車製造、日立製作所、新潟鐵工所、川崎車輛、東洋工機、協三工業にて製作された30t積の私有貨車である。 1952年(昭和27年)11月から12月にかけてわが国初の有蓋ホッパ車としてタキ2200形6両(タキ2200 - タキ2205)が製作された。約1年後の1953年(昭和28年)9月12日のホッパ車の制定に伴いホキ1形 (初代)(ホキ1 - ホキ6)に改番された。全車が改番されたため、タキ2200形は形式消滅となった。その後はホキ1形 (初代)として新たに248両が製作された(ホキ7 - ホキ94、ホキ1000 - ホキ1123、ホキ1128 - ホキ1160、ホキ2000 - ホキ2002) 1959年(昭和34年)10月31日にホキ4100形(初代)全車4両(ホキ4100 - ホキ4103)が車籍編入されホキ1124 - ホキ1127となった。同時にホキ4100形(初代)は、形式消滅となった。種車であるホキ4100 - ホキ4103は、日立製作所にて同年3月31日に落成し、ホキ4100形(初代)の形式存在期間は、わずか7ヶ月間であった。 1963年(昭和38年)7月26日に再び改番が行われ、ホキ1形 (初代)はホキ3500形(ホキ3501 - ホキ3758)と改められた。この際の附番方式はホキ1 - ホキ94が現番号+3500、ホキ1000 - ホキ1160が現番号+2595、ホキ2000 - ホキ2002が現番号+1756であった。このため「ホキ3500」は欠番となる。 その後も製作は継続され(ホキ3759 - ホキ3770)が完成し次に三岐鉄道からの車両10両(ホキ5001 - ホキ5003、ホキ6001 - ホキ6007)が車籍編入の際誤って同じ番号(ホキ3759 - ホキ3761、ホキ3762 - ホキ3768)を附番してしまい二車現存となってしまった。このため同時期に同じ番号の車がそれぞれ2両存在した。これらの車は約6年後の1977年(昭和52年)3月19日に、新番号(ホキ3771 - ホキ3773、ホキ3774 - ホキ3780)が与えられた。 以上合計279両(ホキ3501 - ホキ3726、ホキ3728 - ホキ3780)が製作(一部編入)された。(ホキ3500、ホキ3727は欠番) 荷役方式は上入れ・下出し式であり、荷下しは自重落下式であるが一部車両にはエアスライド式もある。 寸法関係は製造ロットによる多少の違いはあるが全長は9,600mm - 10,400mm、全高は3,705mm、実容積は23.1m³ - 31.5m³、自重は15.3t - 17.0tで、換算両数は積車4.5、空車1.6である。台車はベッテンドルフ式のTR41である。 1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には15両(ホキ3507 - ホキ3509、ホキ3565 - ホキ3571、ホキ3573、ホキ3574、ホキ3651、ホキ3653、ホキ3654)の車籍がJR貨物に継承されたが、1996年(平成8年)5月に15両一緒に廃車となり同時に形式消滅となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄ホキ3500形貨車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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