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ホヌ30形は、かつて日本国有鉄道(国鉄)に在籍した事業用客車(暖房車)である。 == 概要 == 1925年(大正14年)12月に、東海道本線東京駅 - 国府津駅間と横須賀線が電化され、電気機関車牽引による旅客列車の運転が開始された。電化当初は暖房を省略して運転されていたが、これでは乗客が耐えられないため、翌1926年(大正15年)11月から12月にかけて、鋼製暖房車ホヌ20200形が製造された。これが本形式である。製造は鉄道省の小倉工場と苗穂工場で行われ、15両が登場した。日本における最も初期の鋼製客車であり、未経験の部分も多かったが、両工場では持てる技術を動員してまとめあげた。ホヌ20200 - 20204の5両が小倉工場、ホヌ20205 - 20214の10両が苗穂工場製である。 20200形というこの形式称号は、当時、標準軌改築の準備として車軸に長軸を採用した大型客車を20000番台としていたが、長軸台車を装備する本形式もその仲間と見なされたためである。1928年(昭和3年)の車両称号規程改正では、本形式は鋼製客車の形式番号を与えられず、雑形の形式番号を与えられ、ホヌ6800形(ホヌ6800 - 6814)となった。1941年(昭和16年)に鋼製客車の新たな番号体系が制定された後も、雑形の形式番号のままであったが、1949年(昭和24年)7月に暖房車も鋼製客車の番号体系に組み込まれることとなり、ホヌ30形(ホヌ30 1 - 15)となった。 車体は全鋼製で、車体後部に炭水庫、室内にボイラーと水槽を設置しており、後部炭水庫の背が低いため、L字形の外観を呈する。前位側の妻面には観音開き扉、側面には窓3枚と開き戸1枚が設けられている。屋根上には水雷型通風器が1個設置されている。車体長は、わずか6,680mm(車両の全長は7,530mm)であるが2軸ボギー車で、台車中心間距離は3,520mmに過ぎない。台車は当初、貨車用アーチバー式のTR18であったが、貨車で脱線事故が発生したため枕ばねを改造し、TR19と改称された。 ボイラーの能力は、常用圧力6kg/cm²、火床面積8.0m²、全伝熱面積3.1m²(煙管19.4m²、燃焼室2.4m²、火室1.3m²)である。運転整備重量は26.8t、空車重量は20.39 - 22.86t、水槽容量は3.07m³、石炭積載量は0.48tである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄ホヌ30形客車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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