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国鉄レ12000形貨車(こくてつレ12000がたかしゃ)は、1954年(昭和29年)から新製・改造で登場した日本国有鉄道(国鉄)の冷蔵車である。本項目では、レ12000形の前駆であるレ10000形についても説明する。 == レ10000形 == 第二次世界大戦後、1946年(昭和21年)から1949年(昭和24年)まで合計1,083両の冷蔵車が製造されたが、進駐軍による専用車としての接収と旧型の冷蔵車の廃車進行、生鮮食料品の輸送需要増大などがあり、なお冷蔵車は不足していた。このため全く新しい冷蔵車の構想が進められ、1950年(昭和25年)にレ10000形が登場することになった。 レ10000形は、全長8,200mm、全幅2,710mm、全高3,770mm、荷重12tで、天井氷槽式を採用している。 天井氷槽式を識別する記番号として記号は、「レオテ」と標記された。「オテ」とは、「大型」の「天井氷槽式」の意味である。この標記は、1953年(昭和28年)5月28日通報により大きさを表す「オ」が廃止され「レテ」と改正された。 断熱材は様々なものが用いられたが、戦後間もなくの時期の粗悪な代用断熱材とは異なり、それなりに考慮の払われた新型の断熱材であった。岩綿、アルセルボード、コルクなどが使われている。内部はステンレス製になり、また外板は国鉄新製冷蔵車として初めて鋼製となった(改造鋼製車はレサ1形の例がある)。走行装置は一段リンク式で、最高速度は65km/hである。 1953年(昭和28年)までに、日本鋼管、日本海船渠工業、若松車輛、愛知富士産業、飯野重工業、国鉄鷹取工場、浜松工場、日本車輌製造本店・支店、川崎車輛、日立製作所、富士重工業、新潟鐵工所、近畿車輛で合計543両(レ10000 - レ10542)が製作された。戦時設計車のトキ900形の台枠やブレーキ装置を再利用して改造(実質的には新製)された車両も73両(レ10100 - レ10172)存在している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄レ12000形貨車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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