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国際なぎなた連盟(こくさいなぎなたれんめい、英表記:''International Naginata Federation''、略称INF)は、なぎなた競技を統括する国際団体である。 == 歴史 == 地道な活動により日本国内で歩を固めてきた全日本なぎなた連盟は、わずかずつではあるが国際化を意識した活動も行ってきた。1965年に台湾で開催された第1回国際社会人剣道大会において、なぎなたの演武や異種試合を行ったのが始まりとされる〔徳永 208ページ〕。1968年には、米国剣道連盟会長であった森寅雄に依頼されて在米日本人女性になぎなたを指導を始めた。以降アメリカ合衆国国内における普及に繋がり、1974年には森寅雄夫人を会長とするアメリカなぎなた連盟が発足している〔徳永 214ページ〕。 なぎなたを更に世界に広く知らしめたのは1970年である。大阪で開催された日本万国博覧会の会場でなぎなた演武を披露、同年の第1回世界剣道選手権大会においてなぎなたの演武や競技が披露された〔徳永 210-211ページ〕。これに導かれるように、1972年にフランス剣道連盟会長が女性体育教師を伴い、なぎなた研究のため全日本なぎなた連盟を訪れた〔徳永 211ページ〕。爾来、連盟道場のあった修武館に海外から修行で訪れる者が次第に増加していく。 1976年に「ヨーロッパ武道親善使節」が欧州諸国を訪れ公開演武や講習会などを実施〔徳永 214-215ページ〕、こうしてフランスにおいてもなぎなた連盟が発足し、次第に国際的な統括団体を組織しようという機運が高まる。 フランスなぎなた連盟から打診を受けた全日本連盟は国際組織結成に乗り出す〔徳永 220-221ページ〕。理事会設立や規約の取り決め、寄付金収募等のハードルを乗り越え、ついに1990年12月8日に国際なぎなた連盟が発足した〔月刊武道 2013年5月号 74ページ〕。初代会長に柳川覚治、常任理事に小西静子(全日本なぎなた連盟会長)という陣容であり〔徳永 226ページ〕、加盟国はアメリカ合衆国、フランス、ニュージランド、オランダ、スウェーデン、ベルギー、日本の7か国であった〔。翌9日には、連盟結成を祝して「国際なぎなた連盟結成親善大会」を日本武道館で開催した。この大会には未加盟であったイギリス、オーストラリア、カナダ、ブラジルも参加している〔。 1995年には連盟および全日本連盟の共催で、世界なぎなた選手権大会が代々木競技場第二体育館で開催された〔徳永 228ページ〕。 連盟は現在も日本国外への積極的な普及活動を行っている〔月刊武道 2013年5月号 73-74ページ〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国際なぎなた連盟」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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