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株式会社土井酒造場(どいしゅぞうじょう)は、日本の清酒製造業者である。土井酒造(どいしゅぞう)とも通称される。 == 概要 == 本社は静岡県掛川市に置かれている。 明治5年、地元の名家(小貫六家)である土井家により設立され、以降、一貫して土井家が経営に当たっている。 20世紀後半ころ、同社が製造する「開運」が品評会で上位入賞を繰り返したことから注目を集め、静岡県の日本酒を代表する銘柄として知られるようになった。「能登杜氏四天王」の一人と称される石川県出身の杜氏を中心に醸造が行われている。杜氏の氏名を冠した「波瀬正吉」という銘柄を最上位ブランドとして発売しており、日本酒としては珍しい「生存中の個人の氏名」を冠した銘柄となっていた。〔波瀬は2009年7月に逝去したため、同年仕込み分からは銘柄が「作 波瀬正吉」から「伝 波瀬正吉」に改められている。〕製品としては吟醸酒に注力しており、前述の「開運」が主力製品となっている。また、季節限定のブランドや小売店限定のブランドなども存在する。 さらに、近隣の蔵元「かごのはな」が過去に醸造していた銘柄の復元も行っている。「かごのはな」は既に廃業しており、子孫にあたる東京学芸大学学長の鷲山恭彦から復元を依頼されたためである〔掛川市役所秘書広報課広報広聴係「幻の美酒――復活へ」『2007/02/16 幻の美酒 復活へ 』掛川市役所、2007年2月16日。〕。 原料としては兵庫県の山田錦や地元の米を使用している。また、高天神城が立地する高天神山が蔵元の近隣に位置することから、高天神山の湧き水を使用している。 蔵元の近辺であることから、静岡県道38号掛川大東線沿いには「開運」の酒瓶の形をした巨大なPOP広告が設置されており、ランドマークとなっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「土井酒造場」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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