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土星の衛星と環(どせいのえいせいとわ)では、土星の衛星と環について述べる。 2009年10月までに、土星には64個の衛星(うち3個は不確実)および12本の環(不確実)と6本の隙間が発見されており、2009年5月までに衛星のうち53個が命名されている。 == 衛星 == === 発見 === 土星の衛星は、地上観測により19世紀までに9個が発見されていたが、その他の多くの衛星が発見されたのはごく最近である。なお、1861年にヘルマン・ゴルトシュミットがキロンを、1905年にウィリアム・ヘンリー・ピッカリングがテミスを“発見”したと報告したが、どちらもそれ以降観測されることはなく、幻の衛星となった。 * 1966年にヤヌスが発見された(少し後にエピメテウスも観測されているが、当時はヤヌスと同一視されていた)。 * 1980年と1981年、ボイジャーにより8個の衛星が発見された(エピメテウスを含む。なお、この時は誤認や重複もあったため、仮符号の数と実際の衛星数は一致しない)。 * 2000年の調査で12個、2003年に更に1個の衛星が発見された。 * 2004年夏、カッシーニの観測によりさらに3個の衛星が発見された。F環の中で見つかった3個の衛星「かもしれない」ものを含めれば、衛星数はこの時点で37個に増加した。 * 2004年11月16日、カッシーニ計画の科学者たちは土星の環の中に数個の衛星の存在を示唆する構造があると発表した(翌年確認されたダフニスはその一つ)。 * 2005年5月3日、アメリカのハワイ大学教授デビッド・C・ジューイット〔David Jewitt のウェブサイト(ハワイ大学) 〕のチームは、ハワイ・マウナケア天文台群にあるすばる望遠鏡(日本)、ジェミニ北望遠鏡(アメリカ、イギリス、カナダ、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、チリ)などを用いた観測により、小さな衛星(推定直径は3 - 7km)をまとめて12個発見したと発表した。これらのうち11個は他の主要な土星の衛星の軌道と逆行して公転しているが、もともと小惑星などが土星の重力に捕らえられたものと考えられている。 * 2005年5月10日、アメリカ航空宇宙局 (NASA) は、土星探査機カッシーニが土星の環にある「キーラーの間隙」を撮影した写真の中から、新たな衛星(直径約7km)を発見したと発表した〔藤原聡美、高森郁哉 「探査機『カッシーニ』、土星の輪の間隙で新衛星を発見」 - WIRED.jp〕〔Amit Asaravala "New Moon Hides in Saturn Rings" - the time tv〕。 * 2006年7月7日、ハワイ大学のジューイットらの研究チームは、すばる望遠鏡を用いて新たな衛星を9個発見したと発表。 * 2006年9月20日、NASA は、カッシーニの観測により、F環とG環の間に新たに環がある事が確認されたと発表。 * 2007年4月から7月にかけて、計4個の衛星の発見が報告された。 * 2009年3月3日、NASA は、2008年8月15日にカッシーニがG環にある弧状環を撮影した画像の分析中に新たな衛星を発見したと発表。推定される直径は約500m〔IAU Circular No.9023 (Cassini Imaging Central Laboratory for OPerationS)〕〔「土星のG環に小さな衛星を発見」 - 天文ニュース(アストロアーツ)〕〔Joe Mason "Newfound Moon May Be Source of Outer Saturn Ring" - Mission News (NASA)〕。 内側の衛星群はギリシア神話のティーターン(巨神族)やギガース(巨人族)にちなんで命名されている。外側の衛星群では、逆行しているものは北欧神話、離心率の大きなものはガリア人の神話、それ以外はイヌイットの神話にちなんだ命名がされている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「土星の衛星と環」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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