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地球の出 : ミニ英和和英辞書
地球の出[ちきゅうのだし]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ち]
  1. (n,n-suf) earth 
地球 : [ちきゅう]
  1. (n,adj-no) the earth 
: [たま, きゅう]
 【名詞】 1. globe 2. sphere 3. ball
: [で]
  1. (n,n-suf) outflow 2. coming (going) out 3. graduate (of) 4. rising (of the sun or moon) 5. one's turn to appear on stage 

地球の出 : ウィキペディア日本語版
地球の出[ちきゅうのだし]

地球の出(''Earthrise'' )とはアポロ8号ミッション中の1968年に宇宙飛行士ウィリアム・アンダースが撮影した地球の写真のことである。「史上最も影響力のあった環境写真」として知られ、アースデイをはじめ様々な環境運動のアイコンとなった〔 p.65〕。
==撮影==
アポロ8号は人類初となる有人の月周回飛行を行った。「地球の出」とはこのミッション中の1968年12月24日に月の周回軌道上からウィリアム・アンダースがハッセルブラッド社のカメラで撮影した写真(NASA image AS8-14-2383)に与えられた名前である〔The Earthrise Photograph APOD: 24 December 2005 - Earthrise 〕。直前に船長のフランク・ボーマンが白黒写真でこの光景を収めており、その後にアンダースが70mmのカラーフィルムを見つけた〔Australian Broadcasting Corporation 〕。ボーマンの写真は地球の明暗境界線が月の地平線に接しているという違いはあるが、大陸の位置と雲の模様はカラーの「地球の出」と同じものだった。
このときの様子は録音されており〔NASA audio tape encoded in MP3 〕、文字にも書き起こされている。
同じ場所で何枚もの写真が撮影された。ミッション中の録音テープから、ボーマンが指示しラヴェルとアンダースが喜んで協力したことがわかる。アンダースが最初の1枚を撮り、ラヴェル(設定値を記録している〔1/250th of a second at 〕)が続き、アンダースが異なる露光量でもう2枚の写真を撮影した。
フロム・ジ・アース・トゥ・ムーン」はアンドルー・チェイキンの「人類、月に立つ」をもとに製作されたテレビドラマだが、第4話(「激動の1968年」)で「予定にない」という台詞をボーマンに語らせている。しかし、その発言の主をアンダースに帰しているPBSのほうが正しいことは上述の録音からも明らかだ。実際のところ船長のボーマンがそんなことを言ったならば、いまのようなカラー写真は撮影されることはなかっただろう。
1988年に出版されたボーマンの自伝には、彼の写真の白黒版がほぼ1ページ大で使われており、「写真史に残る非常に有名な1枚―ビル・アンダースから放たれたカメラを私が受けとめて撮影した」と解説されている。さらにボーマンはこの写真を「郵政公社が切手に採用しており、この写真以上に複製された画像となるとごくわずかしかない」と書いている〔 p.212〕。しかしフランク・ボーマンの自伝に複写された「地球の出」は、アンダースの写真とそっくりだが、水平方向に反転している上に切り取られて印刷されている。
切手もアンダースの写真通りに雲や色合、地形の模様を再現している。ボーマンによれば「原子力工学の修士号」を持っていたアンダースは、「科学者兼乗組員として…実際に月に着陸するアポロ号の船員にとって非常に重要な義務である写真撮影も行う」ことになっていた〔Ibid. p.193〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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